器がパトカーに変身!?名物駅弁が兵庫県警と初コラボ

2022.9.12 07:15

「兵庫県警版ひっぱりだこ飯」(1480円)※数量限定、掛け紙は3種類あり

(写真4枚)

老舗弁当店「淡路屋」(神戸市東灘区)の名物駅弁と兵庫県警がコラボした「兵庫県警版ひっぱりだこ飯」が、9月15日から数量限定で販売される。

蛸壺を模した陶器製の器に、真蛸のうま煮や穴子煮が盛り付けられた「ひっぱりだこ飯」は同店の看板商品。これまでも、人気キャラクターのキティ、ゴジラをはじめ、「第五管区海上保安本部」らとコラボした商品を10種以上販売し、器の色も異なることからコレクションする人も多いという。さらに、空の器を再利用したいというお客の声が多数寄せられたため、陶器製の蓋のみの販売も。

今回のコラボは、交通事故防止を呼びかける秋の『全国交通安全運動』(9月21日~30日)の周知のために実現。「淡路屋」代表取締役副社長の柳本雄基さんは、「県警さんからお声がけいただき、最初は『何か悪いことしたかなぁ・・・』と一瞬不安になりましたが(笑)、思いがけないコラボのお話で『すごいぞ、これは!』とワクワクしました」と話す。

県警からも多数のアイディアをもらい、一発で決まったという器はパトカーを模した白と黒のツートンカラーで、「兵庫県警」「POLICE」の文字入り。赤色灯をイメージした赤いゴムなど細部にもこだわったそう。掛け紙のデザインは3種あり、「飲酒運転」「歩行者妨害」「ながらスマホ」をしているタコを、警察官が取り締まる様子が描かれている。

柳本さんは、「警官風のタコが違反者を取り締まる仕様も考えましたが、明石蛸が不漁ということもあり、豊漁を願ってタコを捕まえる方向性になりました。細かい仕様の修正は、何度も繰りかえしていますが、開発で苦労と感じたことはないですね。いつも楽しいだけです!」と、笑顔あふれる現場を振りかえった。

内容の食材は通常の「ひっぱりだこ飯」と同様で、価格は1480円。9月15日から1万2000個の数量限定販売を予定しており、売り切れ次第終了となる。兵庫・大阪の「淡路屋」各店、「京都駅」「新大阪駅」「東京駅」などの一部店舗、「淡路屋オンラインストア」ほかで販売される。

取材・文/塩屋薫

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