長澤まさみ主演ドラマ、新たに池津祥子、六角精児の出演決定

2022.9.20 20:00

新ドラマ『エルピス−希望、あるいは災い−』の出演が発表された池津祥子(左)と六角精児

(写真2枚)

女優・長澤まさみが4年半ぶりの連ドラ主演をつとめる新ドラマ『エルピス−希望、あるいは災い−』(カンテレ・フジテレビ系/月曜・夜10時放送)。その追加キャストとして、池津祥子、六角精児の出演が決定した。

同ドラマは、実在の複数の事件から着想を得た社会派エンタテインメント作品。スキャンダルによってエースの座から転落した局アナ・浅川恵那(長澤)と彼女に共鳴した仲間たちが、えん罪疑惑を追っていくなかで、自分の価値を取り戻していく姿を描いていく。

大ヒットドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(2000年)でキングの彼女1号・ジェシー役を演じたほか、数々の舞台作で存在感を放っている池津祥子。彼女が演じるのは、「首都新聞」政治部の記者・笹岡まゆみで、事件を担当する社会部に所属していないにも関わらず、とある理由から女性連続殺人事件を追跡取材しているという。

また、映画、ドラマ、舞台と、数々の作品で注目を集める名バイプレイヤー・六角精児が演じるのは、松本死刑囚(片岡正二郎)の裁判を担当する弁護士・木村卓。マスコミに対して相当な不信感を抱いている一方、捜査を担当した警察や検察の背景に「何か大きな権力が存在するのでは?」と疑っている。

六角は「深くえぐったストーリーだなと思いました。人間の生きる心理みたいなものを、ちまたの流行とは関係のないところで、社会的事件を通じて描いているところが好きですね。えん罪事件に関わる弁護士という、ひとクセある感じの役はとてもやりがいがあり、できるだけリアリティーをもたせて演じたいと思っています」とコメント。

アートディレクター・吉田ユニが手がけたドラマ『エルピス−希望、あるいは災い−』ポスター

そして、有名アパレルブランドの広告やアーティストのCDジャケットなどを手掛け、国内外で活躍するアートディレクター・吉田ユニによるポスタービジュアルも解禁。彼女の「可愛くも毒っ気」のある世界観はそのままに、数々のピースを幾重にも織りなすことで、ドラマで描かれる人間の生きざまや複雑に交じり合う感情を表現したビジュアルに仕上がっている。

吉田は、「脚本を読ませていただき、事件の真相を追っていく過程で起こる気持ちの葛藤を繊細に表現したいと思いました。埋もれた真実に向き合う混沌としたグレーの世界観で、山積みに置かれた仕事の書類などの色を合わせながらずらし、身の回りで起こる痛みやゆがみ、破綻などを映像のバグやノイズのように見立てて作りました」と解説する。

長澤のほか、眞栄田郷敦、鈴木亮平、三浦透子、三浦貴大、岡部たかし、筒井真理子、近藤公園、梶原善、片岡正二郎、山路和弘ら、実力派俳優が出演。プロデューサーは、ドラマ『カルテット』(2017年)、『大豆田とわ子と三人の元夫』(2021年)などを手がけた佐野亜裕美。同ドラマは10月24日からスタートする(夜10時、初回15分拡大)。

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