月見ブームに「神座」参戦! 新感覚のすき焼き×ラーメン

2022.10.1 11:45

「どうとんぼり神座」の新メニュー「牛すき月見ラーメン」(990円)。がっつり食べたい派には上にのせているお肉を2倍増量も可能(有料)

(写真2枚)

マクドナルドの「月見バーガー」をはじめ、多くの人々が心待ちにする月見メニュー。「吉野家」「コメダ珈琲」などさまざまな外食チェーンが秋の風物詩に力を入れるなか、関西を中心に展開するラーメン店「どうとんぼり神座」(大阪市北区)も参戦。新たに「牛すき月見ラーメン」を開発した。

「神座」が満を持して10月1日から発売するのは、同店の定番「おいしいラーメン」にすき焼き風の牛肉と玉ねぎをトッピングした「牛すき月見ラーメン」。

開発に携わった店舗運営本部・営業推進課の布施孔理チーフによると、すき焼き風味の牛肉と神座のスープをうまくなじませるのに苦労したそうで、すき焼きの風味とスープが互いを邪魔しないよう何度も試作を繰りかえし、最終的に出汁の効いたすき焼き味に落ち着いたという。食べる際に卵をお肉に絡ませることで、よりマイルドな味になるとのコメントも。

■ 卵とすき焼きの甘辛に合う、神座独自のスープ

月見メニューといえば、今年は「モスバーガー」の「月見フォカッチャ」があまりの人気ぶりに発売を停止するなど例年よりも盛り上がっている印象があるが・・・。

布施チーフに開発の経緯を聞くと、「夏季にさっぱり系のメニューを出していたので、秋はお肉を使ったがっつり系メニューを、と考えていました。そこで、どんな世代からも愛される『牛すき』をラーメンで再現しようということに。さらに、秋の定番の味である『月見』も取り入れて、見た目にも秋らしさを感じられる工夫を凝らしました」と、すき焼き味と秋の流行「月見」を融合させた経緯を話した。

「どうとんぼり神座」の定番メニュー「おいしいラーメン」

布施チーフいわく、神座のスープはもともと「ほんのりと甘みがある」と常連客から言われることが多かったそうで、「フレンチシェフが考案した独自のスープなんです。ですので、もし豚骨ベースや醤油ベースのラーメンだったら味が喧嘩していたでしょうし、月見ラーメンも実現しなかったかもしれません」と振りかえっていた。

事前におこなわれた試食会にて実物を目にすると、牛肉と卵黄がラーメンの上にドンと乗ったボリューム感あふれるビジュアルに圧倒された。すき焼き&ラーメンという「主役級」の組み合わせにもかかわらず、いざ食べ始めると不思議とやさしい味わいが広がり、あっという間に平らげてしまった。

「牛すき月見ラーメン」の販売は、12月12日までを予定。価格は990円~(店舗により価格は異なる)。

取材・文・写真/つちだ四郎

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