哀川翔、朝ドラ共演の高畑淳子に「役者魂を見せつけられる」

2022.10.10 19:30

NHK朝ドラ『舞いあがれ!』で五島の船大工・木戸豪を演じる哀川翔 (C)NHK

(写真2枚)

東大阪と長崎・五島を舞台に、ヒロイン・舞が「空」の世界を目指して奮闘する姿を描く連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK朝ドラ)。五島の船大工・木戸豪を演じる哀川翔が、コメントを寄せた。

意外にも朝ドラは初出演という哀川。「大河ドラマには何度か出演しているのですが、朝ドラには本当に縁がなく て。やっぱり朝の風景に、俺のイメージはちょっと合わないような感じだったんでしょうね。だから今回オファーがきて、驚きましたね」と振りかえる。

五島で暮らす祖母・祥子(高畑淳子)のもとで、新しい生活を始めたヒロイン・舞(浅田芭路)。哀川演じる木戸は、祥子と懇意にしている船大工で、祥子の亡き夫が操縦していた船を作った人物。息子が島を出て家業を継ぐ気がないのを寂しく思っているのだという。

哀川は自身の役柄について、「船大工の木戸は、長く島に暮らしてきてそれなりに年を経て、コミュニケーション能力がすごくたけている人間なんだと思いますね。そうした島の人の温かさを出していきたいと思いながら演じています。夫を亡くした祥子たちを見守るのも、祥子の亡き夫が操縦していた船を造っていた信頼関係があったのだろうけど、何かあったら助けるぞという気持ちでいるんだと思いますね」と分析する。

また、「釣り好きな木戸がタイやサバを釣っては祥子の家に持ってくるのは、ふだんの僕と全く同じ。先日もアジやイサキを50〜60匹程度釣ったので近所に配り歩きましたから(笑)。五島列島は釣り好きの聖地と聞いていたので島のロケも楽しみでしたね。オフの日に船釣りを計画していたけど、5月なのに風が冷たくて断念したんです。機会があればまたぜひチャレンジしたいですね!」と笑顔で語った。

才津家・座敷にて、木戸たちにあいさつをするめぐみ。左から、木戸豪(哀川翔)、岩倉舞(浅田芭路)、才津祥子(高畑淳子)、 山中さくら(長濱ねる)、岩倉めぐみ(永作博美)(C)NHK

共演する祥子役の高畑淳子については、「撮影前は『もう、大変大変っ!』て言っているんだけど、役者魂を見せつけられるようなすごく良い芝居をされていますよ。これまで連れ合いがいたのが、亡くなってしまって、そこから1人で子どもを育てないといけなかった、生活していかなくちゃいけなかったという、1人で戦ってきた島の熱い女というのがすごく伝わってきます」と、影響を受けていることを明かした。

最後に視聴者に向け、「どんどん展開が進むおもしろい作品です。五島列島は本当に自然がすばらしく魚介も五島牛も美味しいし、島の人たちも温かい。でも一方で若者が島から離れていくという問題も抱えているんだよね。そういったところが映像を通して伝わったり、関心を持っていただけたらうれしいよね」と呼びかけた。

放送は、NHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。第7回(10月11日放送)では、舞が祖母・祥子の仕事を手伝い始める。

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