ゴミから生まれた衝撃アート、「長坂真護展」が大阪で開催

2022.10.15 14:00

長坂真護展で展示される「ごみの山の上に乗っている少年」2020年/Oil,E-waste on canvas/H183×W154cm 880万円 (現品限り)

(写真2枚)

アーティスト・長坂真護によるアート展『長坂真護展~Still A BLACK STAR~』が10月19日、「阪急うめだ本店」(大阪市北区)で開催される。

長坂真護展で展示される「ごみの山の上に乗っている少年」2020年/Oil,E-waste on canvas/H183×W154cm 880万円 (現品限り)

「電子機器の最終墓場」といわれるガーナのスラム街で山積みされたゴミや有毒ガス、さらにそこから出る鉄クズを売って生計をたてる現地の若者たちを目の当たりにした長坂。その廃棄物を使ったアート作品を彼らとともに制作、その売り上げを彼らに還元し、ガスマスクの配布や、学校・リサイクル工場の設立など、スラム街の状況改善を目指す活動を続けている。

2021年には、長坂の作品が百貨店「伊勢丹新宿店」にて近年の美術催事売上最高額を更新、最近では長坂に共感したGLAYのTERUが展示会にサプライズ登場するなど、話題のアーティストとして注目されている。

鮮やかなカラーの作品は、よく見るとゲーム機のコントローラーやテレビのリモコンなど、誰しも見覚えのある電子機器がびっしり。力強い表情をした子どものモチーフが多く、衝撃的な作品となっている。

今展では、ガーナでのアート作品を中心に、小豆島で知ったという日本の環境問題をテーマとした作品など、新作含む約150点を展示・販売。本人によるトークライブやグッズ販売も予定されている。

入場料は無料。期間は10月19日〜11月14日、営業時間は朝10時〜夜8時。同百貨店9階「阪急うめだギャラリー/アートステージ」にて。

『長坂真護展~Still A BLACK STAR~』

期間:2022年10月19日〜11月14日
時間:10:00〜20:00
会場:阪急うめだ本店9階「阪急うめだギャラリー/アートステージ」(大阪市北区角田町8ー7)

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