元ヤンチャ芸人・佐田正樹、非行少年サポート「保護司」を体験

2022.10.15 15:00

左から浅越ゴエ、バッドボーイズ佐田、荒川区保護司会会長・鈴木文男氏、オズワルド(15日、京都市内)

(写真1枚)

今年で9年目を迎える「京都国際映画祭」の一環として15日、犯罪や非行を犯した少年たちの更生をサポートする民間のボランティア「保護司」についてのドキュメンタリー映画『バッドボーイズ佐田正樹 “保護司になる”』の上映が、「ヒューリックホール京都」にておこなわれた。

高校生時、当時の福岡で最大勢力を誇った暴走族の総長だった「元ヤンチャ男」、お笑いコンビ・バッドボーイズの佐田が、自身もお世話になったという「保護司」の活動を1カ月限定で体験するという同作。法務省から直々に依頼が舞い込み、「60歳を見越してやることを前提に勉強させていただく」という形でオファーを受けることになったという。

新米保護司として今回、3人の保護観察対象者と言葉を交わした佐田。作中では、「(お世話になっていた当時は)裁判官とか警察官とか、そっち側の人間と思って接してた。どこか敵というか、そういう付き合いをしていた」と本音を吐露し、「(保護司は)なにか力になってあげたいというのが大前提にある」と、今回の体験で感じたことを語った。

上映日に同席した、荒川区保護司会会長・鈴木文男氏は、「もう立派な保護司だと思う」とキッパリ。「じゃあ僕、明日吉本やめて来ますわ!」と冗談を挟みつつ、「でも片手間じゃできないことなんで。保護司さんが足りない状況で、今の僕にできるのはPR役」と、敬意を示した。

佐田が感じた思いと、その体験を記録した約40分にわたる同作は、現在YouTube「よしもと興業チャンネル」にて配信中。

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