俳優・竹野内豊が三船敏郎賞を受賞「夢にも思っていなかった」

2022.10.16 21:00

「三船敏郎賞」授賞式に登壇した俳優・竹野内豊(10月16日・京都市内)

(写真4枚)

国際的な活躍が期待される俳優に贈られる「三船敏郎賞」の授賞式が10月16日、「よしもと祇園花月」(京都市東山区)でおこなわれ、俳優の竹野内豊が登壇。受賞のよろこびを語った。

『京都国際映画祭』の創設とともに新設された「三船敏郎賞」は、これまで浅野忠信、佐藤浩市、中井貴一、小林稔侍、桐谷健太といった日本映画を代表する俳優が受賞している。

映画祭の総合プロデューサーをつとめる奥山和由は、竹野内の受賞について「映画を、映画たらしめる俳優。毎年、審査員から必ず名前が挙がっていました」と明かし、「(事務所から独立して)フリーになられて、ここから大きく羽ばたかれるこのタイミングで受賞してほしかった」と想いを込めた。

そんな奥山の言葉に恐縮しつつも、20年前にイタリア・フィレンチェでおこなった撮影を振りかえり、「イタリア人スタッフから初めて声をかけられた言葉が『ドゥーユーノウ、ミフネ?』で、『トゥーベスト・アクター』と。その後も、『ミフネ』『ミフネ』と話されてる声が聞こえてきて、すごく三船さんのことを熱く語られていて・・・」と、海外にも名を轟かす名優・三船について語った竹野内。

そして、「ずっと色褪せることなく世界中の人たちの心を魅力し続け、本当に素晴らしいと思いましたし、私も同じ日本人として誇らしくて、とてもうれしかった記憶があります」と語り、「そんな偉大な三船さんの賞をまさかいただけるなんて夢にも思っていなかったものですから、本当にうれしかったですし、身が引き締まる思いです。心より感謝申し上げます」と挨拶した。

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