恐ろしくも美しい「廃墟」、神戸・旧摩耶観光ホテルの魅力を追求

2022.10.17 16:30

旧摩耶観光ホテル(神戸市灘区)

(写真2枚)

「デザイン・クレイティブセンター神戸KIITOホール」(兵庫県神戸市中央区)で11月3日、1990年代に閉鎖された「旧摩耶観光ホテル」(神戸市灘区)をはじめ、廃墟の魅力に迫るイベントが開催される。

1930年に神戸・摩耶山の中腹に建てられるも1990年代に閉鎖され、現在は廃墟と化した同ホテル。森のなかで朽ちていくこの建築はおどろおどろしくも、アールデコ様式の凝った意匠は当時の優雅な雰囲気を今なお残し、不気味なのに美しい不思議な魅力を放っている。その様子から「廃墟の女王」とも呼ばれ、建築を間近で見学することができるツアーには、多くの廃墟好きが訪れるという。

同イベントには、世界各地の奇妙な「奇界遺産」を対象に、博物学的・美学的視点から撮影する写真家・佐藤が登場。3年ぶりに復活する人気番組『クレイジージャーニー』にも出演する注目のフォトグラファーが、奇界から見た廃墟について語る。

ほかにも、「人はなぜ廃墟に引かれるのか」「廃墟は文化遺産となりえるのか」など、廃墟の魅力を大解剖するトークセッションがおこなわれる。また、遠方でも参加できるオンライン配信も開催。会場での参加費は2800円、オンライン配信の参加費は1500円。日時は11月3日・昼1時〜夕方5時半まで。申し込みは公式サイトにて。

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