パリに続いて日本初上陸、注目家具ブランドの「カフェ」が美空間

2022.10.26 07:00

「神戸阪急」(神戸市中央区)に期間限定でオープンした「カフェ・プルーヴェ」

(写真7枚)

ニューショップが続々とオープンし、神戸・三宮周辺の人の流れを変えつつある百貨店「神戸阪急」(神戸市中央区)新館の1階に、日本初登場の「カフェ・プルーヴェ」が10月21日にオープン。名作家具に座りながら、お茶が楽しめるという・・・なかなか珍しい空間に足を踏み入れてみた。

カフェを手掛けるのは、同館3階に今夏開業したインテリアショップ「ザ・コンランショップ」(日本本社:東京都新宿区)。

フランス人デザイナーのジャン・プルーヴェ製品の新色「ブルーマルクール」を基調にした店内には、代表的なチェア「スタンダード」や「EMテーブル」、ブラケット照明などがゆったりと配されている。

「スタンダード」チェアがずらりと並ぶ店内は、カフェ利用せずとも、家具の使い心地を試すことができる

ジャン・プルーヴェは、デザイン、建築、工学の分野において、20世紀でもっとも多才かつ革新的な家具デザイナー。もともとヴィンテージが人気だったが、スイスの家具メーカー「ヴィトラ」がプルーヴェ製品の復刻と製造販売権を得た2000年以降、新品が販売されるようになったことから、再び注目されている。

同カフェでは、そんなプルーヴェの代表的な家具を試すことができるほか、小瓶入りアイスコーヒー(756円)とアイシングクッキー(コンランアイ864円、スタンダード972円、クイーン1080円)を購入してカフェとしても利用可能。

3種並ぶクッキーの中心は「エリザベス女王」も思わせるデザインに

イギリス発のショップらしいエリザベス女王(っぽい)アイシングクッキーは、写真を撮りたくなるビジュアルでお土産として買うこともできる。

同店の楽しみ方として、担当者は「創業者テレンス・コンランの無駄なく、シンプル、実用的というデザイン哲学と、プルーヴェの家具には多くの共通点があります。ゆっくり本を読んでいただくなどして、座り心地や構造美などを実際に感じていただければ」と話してる。

期間は11月23日までで、場所はフラワーロードに面した「神戸阪急」新館の1階。営業時間は朝10時から夜8時まで。11月5日にはトークイベントも予定されている(昼2時〜、夕方4時〜の2回)。

取材・文・写真/太田浩子

「カフェ・プルーヴェ」

住所:兵庫県神戸市中央区小野柄通8-1-8 神戸阪急 新館1F
時間:朝10時〜夜8時
期間:10月21日〜11月23日(期間限定)

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