新喜劇の鉄板ギャグ「パンパンチーン」、令和の小学生に大ウケ

2022.10.28 07:15

子ども達が舞台上で新喜劇直伝の「ズッコケ」を体験

(写真4枚)

関西でお馴染み「吉本新喜劇」が10月26日、「白橿北小学校」(奈良県橿原市)で小学生を対象にワークショップを開催。会場は、子どもたちの爆笑の声とともに大いに盛り上がった。

文化庁の「子どものための文化芸術鑑賞・体験再興事業」の一環として、「吉本新喜劇」が全国で初めておこなったワークショップ。今回披露された「ミニ新喜劇」も、このために特別に作られた内容だ。

うどん屋のおっちゃん演じる吉田裕をはじめ6人の座員が、奈良県ご当地キャラ「せんとくん」の小ネタや、股間をチーンと蹴り上げるフリをする、新喜劇定番ギャグ「パンパンチーン」を披露。新喜劇ならではの人情溢れるストーリーとともに、会場内を笑いの渦に巻き込んだ。新喜劇に古くから伝わるギャグ「パンパンチーン」が令和の子どもたちに一番ウケたことに座員は驚き、同劇団GMの間寛平も「子どもってあんなん好きやな!」と思わず笑顔をみせた。

新喜劇直伝の「ズッコケ体験」には、気恥ずかしさを見せる子もいるなか、ほとんどの児童がノリノリで参加。関西人らしく、小6の児童が「にほんおいくらですか?」などのボケをかまして、座員らから「新喜劇に入ってくださいっ!」と声が上がるなど、終始和気あいあいとした雰囲気だった。

同ワークショップは11月24日まで、奈良県橿原市内の9つの小学校で実施予定。吉本興業の担当者は「今後は奈良県だけでなく、ほかのエリアの小学校にも広げていきたい」と語っている。

取材・文・写真(一部)/いずみゆか

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