大阪市もハロウィン本番に注意喚起、イベントの警備強化

2022.10.31 17:40

道頓堀の戎橋界隈。すでに仮装している人たちに加え、国内外の観光客など多くの人で賑わっている(10月31日・昼3時頃/大阪市中央区)

(写真4枚)

ハロウィンの本番を迎える10月31日。定例会見をおこなった大阪市の松井一郎市長は市民に対し、「他人に迷惑をかけない範囲で楽しんでいただき、命を粗末にする行為はやめてもらいたい」と注意を呼びかけた。

ハロウィンには仮装した多くの人で賑わう、大阪・ミナミの「戎橋」界隈。例年盛り上がった人が大声を出したり、道頓堀川に飛び込むなど危険行為も発生するなか、市では大阪府警や関係部局と連携しながら警備を強化してきた。

29日に発生した韓国・梨泰院(イテウォン)の転倒事故を受け、松井市長は「これまでも何度か戎橋では、命にかかわるような行為を我々は経験してきた。消防局180名の隊員を投入し、府警200名体制で警備し、混乱にならないようにする」と説明。「道頓堀川遊歩道の通行止め、飛び込み防止のための幕なども設置する」と厳重体制であることを話した。

また、11月3日にはイベント『大阪・光の饗宴2022開宴式』も開催予定。26年ぶりに日本一に輝いたオリックス・バファローズのパレードも控えており、「見事日本一を勝ち取り、本当にあっぱれという思い。盛り上がっていただくのはいいが、今回の韓国のこともあるので、事故が起こらないよう、警備は強化する方向で担当部局に協議させている」と話している。

取材・文・写真/岡田由佳子

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