大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第43回・資格と死角

2022.11.7 08:50

義時の館にて。実朝の後継問題について頭を悩ます北条義時(小栗旬)と実衣(宮澤エマ)、義村(山本耕史) (C)NHK

(写真10枚)

俳優・小栗旬が主演を務め、鎌倉幕府二代執権・北条義時を中心に描く大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)。「夢のゆくえ」と題する第43回(11月13日放送)では、後継者問題がくすぶる鎌倉に野心を抱いた公暁が帰還する。

義時たちと精神的に決別した三代目鎌倉殿・源実朝(柿澤勇人)が、人任せにせず自ら裁定を下すことを決意した第42回(11月6日放送)。実朝は義時の息子・泰時(坂口健太郎)をそばに置き、京の後鳥羽上皇(尾上松也)を手本として自身の政を進めることとする。

一方、鎌倉内での地位を盤石なものとした義時は執権を名乗ることを決断し、未熟な実朝らをけん制。実朝と義時の関係がこじれていくなかで源仲章(生田斗真)が京から戻るのだった。

実朝と正室・千世(加藤小夏)との間に嫡男が誕生せず、後継者問題がくすぶっていた鎌倉。そこに亡き二代目鎌倉殿・頼家の息子である公暁(寛一郎)が、僧侶としての修行を終えて帰還する。

その胸には鎌倉殿となることへの強い意志を宿しており、乳母夫(めのと)である三浦義村(山本耕史)と共謀する。一方、義時と実朝の乳母・実衣(宮澤エマ)も実朝の言動に不満を抱き、思案を巡らせていた。

そんななか、実朝の相談に対して後鳥羽上皇から返事が届く。これに対して政子(小池栄子)や泰時(坂口健太郎)は・・・。

本作は、後の鎌倉幕府二代執権となる北条義時を主人公とし、野心とは無縁だった若者が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く物語。放送はNHK総合で毎週日曜夜8時から、BSプレミアム・BS4Kでは午後6時からスタート。

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