京都・人気パティスリーの新展開、遊び心詰まった斬新シュー登場

2022.11.12 14:15

3階カフェの新ブースには、看板スイーツ&量り売りの焼き菓子がズラリ

(写真6枚)

独創的なスイーツが人気のパティスリー「RAU(ラウ)Patisserie&Chocolate」(京都市下京区)が11月12日にリニューアルオープン。本物そっくりな形のカカオ・栗のスイーツなどの新作を、ひと足先に実食してみた。

2019年に京都の複合施設「GOOD NATURE STATION」(運営:ビオスタイル)内に誕生した同店。1階店舗には、石のテーブル上に「情景を形状に」をテーマにした斬新なフォルムのケーキが並び、ギャラリーのような空間が話題に。

今回のリニューアルでは、デセールを楽しめる3階カフェに「収穫体験」をテーマにした焼き菓子のテーブルブースが登場。「この場でのライブ感」を重視し、日替わりの5種は「マルシェ」のように量り売りで、好みのサイズにカットしてもらうスタイルだ。

新作タルト「キャラメルナッツ」は、サクサク生地に香ばしいナッツがたっぷり。キビ砂糖を使ったバニラキャラメルと相まって、ほどよい甘みが魅力な味わいとなっている(8円・1g~/1カット目安は50~80g)。

新作の焼き菓子(左より)「キャラメルナッツタルト」「カカオシュー」「栗シュー」

さらに注目なのは、注文ごとにクリームを詰めるシュー。季節の食材に見立て、赤・黄・緑にアイシングされた「カカオシュー」は約60gの濃厚なチョコクリーム入りで、食べ応えあり。フランス産のコクのある栗を使った「栗シュー」とともに、色味や形がふぞろいなのは、好みを選んでもらうための遊び心からという(各972円~)。

これらは国内外で厳選素材を選ぶ2人のシェフによって生み出され、松下裕介さんは「新作にこめた現地でしか味わえない雰囲気、収穫のわくわく感も体感してもらえれば」と熱弁。高木幸世さんは「個性的なケーキにくらべて相手を選ばず全世代に最適なツールとして、焼き菓子を気軽に楽しんでほしい。シンプルだからこそ素材の微調整など、職人の技が光る味わいにご注目を」と呼びかける。

「GOOD NATURE STATION」1・3階で購入が可能(目の前で選びたい場合は3階のみ)。営業時間は1階・朝10時~夜7時、3階カフェ・昼11時~夜7時(LO夕方6時30分)。

取材・文・写真/塩屋薫

「RAU Patisserie&Chocolate」

場所:京都市下京区河原町通四条下ル2丁目稲荷町318-6 「GOOD NATURE STATION」1F/3F
営業: (1F)10:00~19:00 、(3F)11:00~19:00(LO18:30)

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