「発想が天才」ファブル交通広告、第2弾も大阪らしいと好評

2022.11.20 14:15

14日から公開されている『ザ・ファブル』の広告第2弾(大阪市内)

(写真10枚)

大阪の梅田や難波の駅周辺をジャックしている人気コミック『ザ・ファブル』(週刊ヤングマガジン/講談社)の交通広告が、「発想が天才すぎる」「梅田までこれを見に行きたい」などSNSで話題に。11月14日からは第2弾の公開がスタートし、こちらもまた大阪らしい内容となっている。

大阪を舞台に、殺し屋が銃で激しいバトルをおこなうなど、アンダーグランドの世界をコミカルに描く同作品。広告では銃を使った表現が禁止されているため、第1弾のポスターでは、「※広告規制によりサンマを持たされています」という文言とともに、キャラクターたちの手には旬の魚・サンマが持たされるという異例の差し替えがおこなわれた。

また、武器がサンマに置き換わったことから「プロはサンマでも宣伝できる──」など、キャラクターたちのセリフも一部合わせて変更されており、同作のファンはもちろん、読んだことがない人でもクスっと笑える内容に。

銃がサンマになった『ザ・ファブル』の広告第1弾(大阪市内)

同作品を連載する『週刊ヤングマガジン』の編集部によると、「既にかなり売れている『ザ・ファブル』を更に多くの人に読んでもらうためにはどうしたら良いか、という観点から真正面からではなく『ひねり』が必要と考えました」と、ユニークな広告を出稿した経緯を振りかえる。

また、「今回の広告は大阪だからこその演出ですので、大阪でのみ出稿しております。サンマのほかにもバナナ案があったのですが、作品との親和性と季節感から選びました」とコメント。

SNSを中心に大きな反響があったことについて、「プランを見た瞬間『これは面白い』となっていたので、担当をはじめ、関わったメンバー全員が反響を喜んでいます。作品の内容を踏まえた反応が多いのもうれしいですね」と話した。

11月14日からは第2弾が公開。同コミックを持ち、「ちっさい頃、よう読んだわ〜〜昆虫記やんな?」とコメントするオバちゃんや、「寝屋川の寓話(ファブル)・・・わしも昔はそう呼ばれたもんや」と話すおっちゃん、「この漫画に出てきそうってよう言われんねんけど 褒め言葉やんな?」と問うキャバクラ嬢など、またしても大阪らしいユーモア溢れる内容に。

14日から公開されている『ザ・ファブル』の広告第2弾(大阪市内)

SNSでは「このセンス好き」「声出して笑ってしまった」「大喜利みたいになってるやん笑」「ひらパーかと思ったらファブル」など好評のよう。『ザ・ファブル』をもじったバージョンなどパターンもさまざまなので、梅田やなんばに出かけた際にチェックしてみては。『ザ・ファブル 第二部』は、1〜5巻が発売中。

取材・文・写真/野村真帆

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