カベポスター、独特な空気感保つ「フラット」な出囃子とは

2022.12.3 10:15

お笑いコンビ・カベポスター(左から永見大吾、浜田順平)

(写真8枚)

「永見は『お笑い』以外、ほんまに無頓着」(浜田)

瀬戸:でもやっぱネタというか、「お笑い」に対する永見のこだわりはすごいんやな。

浜田:その代わり、服装とか見た目はマジで無頓着ですよ。蓋開けたら、人としての生活に対する考え方とか、もう一切ない。

瀬戸:そうやねんな! なんか、テレビで寝起きドッキリ企画出てたときも、部屋とかめっちゃ汚かったやん。綺麗好きでやってんのかなと思ったら、ほんまにお笑い以外のことはだらしないというか。

永見:僕もあの家嫌なんです。ガサツやなって自分でも思いますね。

浜田:いや、お前が嫌にしてんねん(笑)。「お笑い」に関しても、サボれるときはサボりたいとも思うんですけど。

永見:今も本当に「ポケモン」が欲しいんですけど、『M-1』があるので。買ったら絶対やっちゃうんで・・・そういう気持ちはもう常に持ってます。5年前とかやったら、絶対買ってましたね。

浜田:今はほんまに燃えてくれています。

瀬戸:もう目の前にはやるべきことがあるから、そこに集中して。これって決めたことに対しての執着心というか、そこに向き合う姿勢がすごいよね。本当、漫才があって良かったなぁ。

永見:確かに。なんにも出来なかったです。

人間味のある浜田のエピソードとして「中国人留学生の子を好きになって、その理由が『笑顔に嘘がないから』と言ってたこと」と永見

「『出囃子』ってちょっとレベルが高い単語」(永見)

瀬戸:では最後に。芸人とって出囃子とはっていうのを聞かせていただいているんですよ。

浜田:やっぱりもう、流れた瞬間に間違いなくスイッチが入りますね。ネタ合わせとかだべってたりしても、曲を聞くと緊張感漂いますし、ほんまあってくれてうれしいですね。「スイッチ」です。

瀬戸:確かにそれはそうね。永見は?

永見:僕は「フェルト布」ですね。・・・ありがとうございました!

瀬戸:いや、ちょっと待ってください。ここで終わると読まれてる方が「?」ってなってしまうので。ここでもボケてらっしゃるから。

永見:また言うてるやん・・・。(浜田に耳打ちする)

浜田:すいません、今から(「マンゲキ」MCでお馴染み)令和喜多みな実の河野さんを呼んでいただいても良いですか!?

瀬戸:いや、インタビュアーをチェンジとかそういうのはないんですよ!(笑)やめてください、何か癇に障ったのであれば謝ります。

永見:「ボケてらっしゃる」っていうのがちょっと・・・。「フェルト布」分かんないですか?

瀬戸:申し訳ない、ボケやと思ってしまって。理由だけ聞いても良いですか?

永見:僕「出囃子」って言葉を芸人になってから知ったというか、単語的に全員が知っているものではなくて、レベルがちょっと高い言葉かなと思ったんすよ。ちょうど同じくらいのレベルで考えたときに「フェルト布」かなと思いまして。・・・間違ってる雰囲気出されてる?

浜田:すいません、立ち会いの社員さん、カメラマンさん含めメンバー変えてもらえますか!?

瀬戸:やめてください!(笑) エルマガはこのチームで動いていますので。「フェルト布」ね、素晴らしい! 同じ敷居くらいのワードってことですね、そこに気付けなかった僕がバカでした。今回は勉強させていただきました。ありがとうございました!

最後は3人で撮影!

カベポスターが初の決勝進出を決めた『M-1グランプリ2022』は12月18日、ABCテレビ・テレビ朝日系列24局で放送される。

同月31日にはカベポスターはじめ「よしもと漫才劇場」所属芸人らが参加する『マンゲキ大晦日大祭典2022』が、「よしもと漫才劇場」「森ノ宮よしもと漫才劇場」(ともに大阪市中央区)の2会場にて開催。チケットはFANYチケットにて、12月3日・朝10時より一般発売を開始する(オンラインチケットあり)。

取材/瀬戸洋祐(スマイル)写真/わたなべよしこ

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