山本耕史、小栗旬との距離感「義時と義村に近いものがあった」

2022.12.9 06:45

第37回より。(左から)三浦義村役の山本耕史、北条義時役の小栗旬 (C)NHK

(写真1枚)

三谷幸喜脚本・小栗旬主演で、鎌倉幕府二代執権・北条義時を中心に描く大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)。いよいよラストスパートとなってきたなか、最終章のキーパーソンである三浦義村役・山本耕史のリモート取材がおこなわれ、主演の小栗旬について語った。

小栗旬演じる主人公・北条義時の盟友だが、本心がわからない謎多き人物として視聴者を惑わせている義村。山本は小栗について、「大河ドラマの主役って本当に大変なんですよ。精神的にも体力的にも1番大変な立場であることは間違いない」と慮る。

そのなかで、「撮影前半は先輩たちに気遣いをしながら、後半は同年代や後輩たちにもきっちり目を向けていて、『え、こんなところまでそんなことしてあげてんだ』と驚くことも。最初の頃の義時みたいにやさしく周りに気を配って、でも後半のダークヒーロー義時のような強さや厳しさも持っている。やっぱり彼は肉体も精神的にも本当にタフですよね」と称賛した。

2021年6月にクランクインし、約1年半ともに撮影してきた2人。山本は「非常に良い距離感でやれた作品でした。義村と義時ってすごく近いようで、お互い腹の底を探り合ってる部分も否めない関係性だったんですけど、小栗旬と山本耕史という関係でも、お互い思うことはあるんだろうけど、あまり語らなくていいよねという感じで。通じ合っているところは通じ合っているし、まさにそんな関係に近づいたのかなと思っています」と、撮影を振りかえった。

最終回はいよいよ12月18日に放送される。山本は「2人が最後に会話するシーンは、すごく印象的で素晴らしいものになっています。この1年半撮影してきた流れのなかで、初めて2人の関係性がきっちり見えて、両方とも腑に落ちた形で終わるんです。最後の最後にもっと通じ合ったような、逆に言えば最初の頃に戻ったような。素敵なシーンなので、楽しみにしてください」とコメントした。

『鎌倉殿の13人』の放送はNHK総合で毎週日曜夜8時から、BSプレミアム・BS4Kでは夜6時からスタート。「ある朝敵、ある演説」と題する第47話(12月11日放送)では、鎌倉幕府の将軍の地位をめぐる内紛が、幕府と朝廷との溝を深めていく。

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