ドロドロ略奪婚のその後は…京都水族館「ペンギン相関図」が一新

2022.12.1 19:30

京都水族館の『京都ペンギン相関図2023』

(写真6枚)

「京都水族館」(京都市下京区)で暮らす59羽のケープペンギンの関係をまとめた『ペンギン相関図』。2018年から年々泥沼化していた相関図が今年も更新され、12月1日、特設サイトにて最新版が公開された。

■ 波瀾万丈の幼なじみカップルやご隠居ペンギン…カオスすぎ

「ペンギンにも個性があること、人間と同じように実は複雑な関係があることを知ってほしい」という飼育スタッフの思いから、夫婦やカップルなどの恋愛事情、親子、兄弟関係がまとめられた同館の『ペンギン相関図』。そのドロドロっぷりから「昼ドラみたい」「ずっと見てられる」と話題を集めており、日々関係性も変化していることから、今回で5回目の更新となる。

2023年版では、これまで来場者をざわつかせた10件の遍歴をピックアップ。魔性の女「ろくじょう」との密会を目撃され、浮気現場に乗り込んできた夫の「りょう」を返り討ちにし、略奪婚を成立させたプチクラッシャー「さめ」のその後が明らかに。妻の元夫「りょう」をボコボコにし、現在「りょう」の暮らしている家までも奪いそうな気配らしく、飼育スタッフはハラハラと見守っているという。

現在は「ろくじょう」とともに元夫の「りょう」の家をも奪おうとしているプチクラッシャー「さめ」

そのほか、夫の不在中に2羽と浮気するなど波瀾万丈の恋愛を乗り越えた幼なじみカップル「あね」&「しじょう」、2019年頃はケンカ番長として名を馳せていたが、息子「くろ」との喧嘩で完全敗北したことからすっかりご隠居モードになった「おいけ」(スタッフ談:屋根から垂れる雨水でひとり滝行に勤しんでいるそう)など、長年継続して観察している飼育スタッフだからこそ知る、カオスな情報ばかり。

■ 飼育スタッフとペンギンの関係も見もの

そんな飼育スタッフが相関図に仲間入りしているのも特徴で、相関図初期の頃からの名物は、男性飼育スタッフの藤本さん×「えびす」の関係。「えびす」はずっと藤本さんが好きで、2019年には公式フードメニュー「えびす(ハート)藤本さんラブラブソフトクリーム」が販売されたほど。2021年には「えびす」は藤本さんが私服姿でも見つけられるようになり、現在はもう誰にも止められないくらい愛が深まっているという。

12月2日からは館内での展示もスタート。普段ペンギンたちが羽に付けているカラーバンドの色を選択すると個体を識別し、目の前にいるペンギンを相関図と照らしあわせて観察することができるウェブコンテンツ『ぺんたごん』や、「推しペン」を思う存分書き込める投稿スペースも設置される。

広報担当者は「ぜひ、今年ならではの相関図をお楽しみいただき、京都水族館のペンギンたちに会いにお越しください」とコメントしている。相関図の展示は同館1階「ペンギン」エリアの洞窟にて。

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