神戸のプラネタリウムが「寝かせてくる」件、12月は最高潮に

2022.12.17 07:45

2022年7月にリニューアルがおこなわれた「バンドー神戸青少年科学館」(神戸市中央区)

(写真5枚)

神戸・ポートアイランドにある「バンドー神戸青少年科学館」(神戸市中央区)。ここで上映されるプラネタリウム番組が豊富なうえ、SNSでは「完全に寝かせにかかっている」と気になる声もあり、さっそく足を運んでみた。

■ 多い日は8個も、豊富なプログラムがキニナル

2022年7月に18年ぶりにフルリニューアルした同館のプラネタリウム。より鮮明にリアルな星空を再現する「光学式」と呼ばれるプラネタリウム投映機や、最新の照明・音響システムなどを導入して、より没入感が得られる空間へと進化。そして、同館ではそんな新しいプラネタリウムに合わせたさまざまなプログラムが準備されており、特に12月は目白押しとなる。

アットホームな雰囲気が特徴の「バンドー神戸青少年科学館」

「リニューアルを機に、もっと広い世代の方に来ていただきたいと思って、プログラムの充実化をはかっています。12月は平日6回、土日8回の投映が全て違うプログラムになっています」と、投映を担当する古田綾香さんは話す。

■ 12月のプログラムは「寝ちゃってもいい」!?

12月は、子どもたちの学習用のプラネタリウムもおさえつつ、一般向けやヒーリングを目的に、8番組+特別イベント1番組がスタンバイ。なかでも注目は、「星空ヒーリング・クリスマス」と「熟睡プラ寝たリウム~年末お疲れさまVer.~」だ。

「星空ヒーリング・クリスマス」は、世界のクリスマスソングを聴きながら、各地の星空を生解説。聖夜の日の入りから夜空が楽しめる大人のための企画になっている。街中のイルミネーションから気分を変えて、ロマンチックな満天の夜空を楽しむにはもってこい。投映は12月25日までの金土日の夕方5時半から。

クリスマスのムードを高めるべく、照明も赤や緑といった暖色系で休日感を演出するという

また、「熟睡プラ寝たリウム~年末お疲れさまVer.~」は、毎年「勤労感謝の日」におこなわれている人気プログラムの年末バージョン(投映内容は11月23日と同じ)。同プログラムならプラネタリウムでついつい寝てしまう人も、堂々と熟睡OK。眠りに誘うように声をおさえた解説と、心地よい音楽、美しい星空が揃えば、起きている方が難しいかも・・・。「お子さんから大人の方まで、1年の疲れを癒やしにきてください」と古田さんは話す。

眠る気満々なら、使い慣れた枕やぬいぐるみを持ってきてもOK。関西初導入の円形ソファ「リラックスシート」なら完全に横になれるので、ますます起きてはいられない(当日先着順)。また、投映終了後は記念に「完徹証明書」or「熟睡証明書」がもらえる。投映は12月26日夕方4時から(要Web申込)。

お客さんを「良質な睡眠」へと誘うべく、投映の担当者(男性)は声のボリュームや話し方に気をつけているんだとか

ほかにも「星になるまで~music by ACIDMAN~」、「Wonder KOBE 神戸の四季、そして宇宙へ」、「Space Dreamers 宇宙兄弟 南波六太がやってきた!」など、プラネタリウムの迫力と美しさが楽しめるプログラムが盛りだくさん。詳細は公式サイトにて。

取材・文/太田浩子

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