舞いあがれ!第10週振りかえり・別れと初恋

2022.12.9 08:15

食堂にて、柏木を避け離れた席に座る岩倉舞(福原遥)(C)NHK

(写真5枚)

空を飛ぶことに魅入られたヒロインが、旅客機のパイロットを目指して成長する姿を描く連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK朝ドラ)。12月10日は、「別れと初恋」と題する第10週(12月5日〜9日放送)を振りかえる。

同期の柏木(目黒蓮)から「俺、お前のこと・・・いや、ごめん。何でもない」と、気になる態度を取られたヒロイン・舞(福原遥)は、単独飛行が可能かをチェックする試験「プリソロチェック」を前に、眠れない夜を過ごす。一方、同期の中澤(濱正悟)は妻から離婚届が送られてきたことにショックを受けていた。

試験当日、浮かない顔の同期を見かねた水島(佐野弘樹)の提案で、舞たちは「全員合格」を誓い円陣を組む。いよいよ始まったプリソロチェックでは、舞が着陸の場面でミスをしてしまい、その様子を見ていた水島もまた動揺を隠せずにいた。

プリソロチェックを終え、担当教官の大河内(吉川晃司)から審査の結果を言い渡される柏木や舞。柏木は無事に合格、急な横風で着陸が上手くいかなかった舞は、一旦着陸を取りやめて危険回避したことを評価されてなんとか合格となる。

飛行準備室にて、プリソロチェックの結果を聞く舞と水島。左から、水島祐樹(佐野弘樹)、岩倉舞(福原遥)(C)NHK

ところが不合格となった水島は大河内による再審査を受けることに。その結果次第で退学になってしまう水島のため、何かできないかともどかしい思いを抱える舞。そんな舞の祈りもむなしく水島の退学が決まってしまう。

寮を出ていく準備も冗談を言いながら進める水島に対し、柏木が「お前はそんな半端な気持ちでやってなかった。素直に悔しいって言えよ」と語りかけると、水島は「せっかくここまで来たのに。悔しいよ」と本音を吐き出す。舞や柏木をはじめとする宮崎校からの同期たちは、涙ながらに水島に寄り添うのだった。

水島が学校を去り、ひときわ落ち込む舞。翌週から始まるソロフライトのため、矢野(山崎紘菜)の励ましも受けながら予習に打ち込む舞だが、勉強会にも姿を見せない柏木を心配し、柏木の部屋を訪ねる。

柏木の部屋にて、柏木と話しをする舞。左から、岩倉舞(福原遥)、柏木弘明(目黒蓮)(C)NHK

舞は、水島のために「大河内教官から逃げない」と話す柏木を見て安心するが、部屋に予習のノートを忘れてしまう。舞はノートを渡そうと追いかけてきた柏木から、「俺、お前のことが好きだ」「岩倉と一緒にいると不思議と素直になれるんだ」と告白されるのだった。

翌週ソロフライト訓練がはじまり、いよいよ単独飛行に挑む舞。しかし、誰もいない機内での運転に緊張した舞は、着陸の際センターラインを外してしまい失敗に終わる。

舞は大河内教官に頼み、苦手な着陸を克服するための特訓をはじめる。特訓の甲斐があり、ついに見事な着陸を見せた舞だが、集中しすぎたせいか高熱を出してしまい・・・。

本作は、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな五島列島の2つのふるさとを持つヒロインが、人々の絆を繋ぎながら、空を飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生の物語。放送は、NHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。土曜日はその週の振りかえり。

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