個性派キャラにBKB共感、映画『ブラックナイトパレード』[PR]
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映画『ブラックナイトパレード』、略して「BNP」!ということで、「BKB」ことバイク川崎バイクを直撃!
『聖☆おにいさん』で知られる漫画家・中村光の最新クリスマスコメディ『ブラックナイトパレード』が、福田雄一監督×吉沢亮主演で実写映画化。
良い子のところには欲しいプレゼントを持った「赤いサンタ」が、悪い子のところには欲しくもないプレゼントを渡しに「黒いサンタ」がやってくる、という実在の伝承を基に繰り広げられるクリスマスコメディで、サンタクロースの裏に隠された真実が描かれている。
映画『ブラックナイトパレード』(通称BNP)の公開を記念して、略すと「BKB」になるネタでブレイクし、近年作家としても活躍するピン芸人・バイク川崎バイクに、ありえないクリスマスエピソードや自身のブラックな下積み時代について聞きました。オリジナル新作「BNP」ネタも特別に披露!
■ 若い男女グループに深夜3時半に呼び出されて・・・
──2015年までBKBさんのツイッターを遡ってみたんですが・・・ほとんど芸人さんと一緒にいました。
2015年まで・・・めっちゃ怖いですね・・・。でも確かに芸人って年末年始やクリスマスなど、人が楽しむときはお仕事がある職種ですから、僕も必然的に芸人さんといますね。だから、彼女と2人で、みたいなことほとんどないですね。
──え、あの・・・1度もですか?
いやいやいや・・・バイク川崎バイク42歳、この長い人生、ないことはないですよ。でもクリスマスケーキを彼女と買ったとかはめっちゃ前ですね。基本的に彼女はいないときの方が多いので、「バリ・クリ・ぼっち、BKB!」と言っているときは嘘じゃないです。
やからそんなとき、クリスマスに仕事が入ると、仲間と過ごせるからうれしいんですよね。コロナ前だと、ななまがりの森下とR藤本と3人で、「出会いあるかなー」って新宿の立ち飲みバーみたいなところに乗り込んだのは記憶に新しいですね。
──そうなんですね! 結果、楽しいクリスマスは過ごせたんですか?
結構粘ったんすよね。「BKBやん」みたいに僕だけ店でちょっと顔さされたんですよ。それで「ヒィア!」とか言いながら深夜3時ぐらいまで飲んだんですかね。周り22歳とか若くて、僕だけ40とかやったんですけど。
そしたらかわいらしい女の子1人と連絡先交換できて。で、「この後どっか飲みに行かへん?」みたいに粘ったんですけど行けそうになく、諦めて3時半くらいに帰ったんです。そしたら朝5時くらいにメッセージが来て、「今からみんなでカラオケ行くけど来ない?」って。
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──えええ。
なんでそんな20歳ぐらいの男女8人ぐらいのとこに行かなあかんねん、でもここで頑張ったらこの子と仲良くなれるんかなと思って、寝巻きから着替えてタクシーで新宿まで行ったんです。テンションあがってたんですね。クリスマスマジックです。
カラオケ行ったら、みんないい子やったんすよ。途中で「GLAY歌ってくださいよ」って言われて、「なんで知ってるん」って聞いたら、「親父がよく歌ってくれた」って。そこで俺はなんか冷静になってきて、「何してんやろ」って思いながら1時間半ぐらい歌って、1万円バーンと置いて帰りました。
──ああ・・・。
「若い子元気やわ」ってこのことを後日ニューヨークの屋敷に喋ったら、「いや、あんたが1番元気や!」って言われました(笑)。懐かしいっすね。あとは芸人になる前、美容師やった頃、クリスマス前に急に振られて、白髪染めの練習が「涙染め」になったこともあったかな・・・。
──さみしい思い出が多いですね。
すみません、さみしいの求めてないですよね。でも基本的に芸人同士でライブやイベントに出て楽しくやってるので、それが幸せですよ。楽屋で腹が痛くなるぐらい笑うってこともよくあるし。芸人って大変なことも多いですけど、芸人同士楽しくて、お客さんも笑ってくれるって幸せですよね。
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■「めっちゃムズかった」BKBが語るブラック?な仕事
──この映画『ブラックナイトパレード』は、吉沢亮さん演じる大学受験失敗、就活失敗、彼女無し・・・と何をやっても冴えない主人公の日野三春が「ブラックサンタ」になり奮闘する物語です。BKBさんはこれまでに、なんかちょっとブラックだったな、今思えば変わってたかも、と思うお仕事はありましたか。
昔、街の帽子屋さんっていうコンビを組んでたんですけど、そこで当時、吉本芸人が出演する「吉本笑店街」っていうテーマパークがNGKの地下にあって。買い物しながら芸人が笑かしてくれたりとか、全員芸人がバイトしてるとか。
そのなかでお賽銭を入れるところがあるんですけど、僕らは大仏のお面を被って扉の向こうにスタンバイしていて、賽銭のチャリンって音が鳴ったら扉からワーっ!て出て、1発ギャグして帰っていくっていうことをやってまして。これがウケないんですよね。まあ、訳わかんないじゃないですか、誰かわからんし(笑)。今思えばめっちゃむずい仕事やったなって。
顔は大仏やし、とりあえず動きまくろうっていうので、急に踊ってみたり前転したり・・・8時間ぐらい手応えもなく。でも1年目やし、こういうのやらなあかんと思って頑張りましたけど、これが何かの身になってるのかって言われたら、今考えてもわからないです。
──いろいろあるんですね。ピン芸人になってからは何かありますか?
やりづらいなっていうのは、ちょこちょこあるんすよね。例えばパチンコツアー。30人ぐらいのパチンコ好きのおっちゃんたちと一緒に3時間くらいバスに乗って、その間盛り上げて、パチンコ店着きました打ちましょう、みたいな。で、また移動しましょうを繰りかえして、最後、旅館で宴会するんです。
「ボーナス確定でボロ儲け、BKB!」とか散々バスでもネタやってるからウケへんし、癖ある人多いし。きつかったですね、正直(笑)。
ただ身にはなってるんですよね。こういうめちゃくちゃやりづらいところで興味を引かすやり方とか、文言とか、ダメージを最小限に抑えるネタの運びとか、勉強になった記憶があります。・・・またちょっと暗い話でしたね。
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■ 個性豊かな芸人仲間、BKB「僕が1番普通かも?」
──話を変えましょう! 映画『ブラックナイトパレード』には、橋本環奈さん演じる「可愛らしいのに狂気的なハッカー」北条志乃、中川大志さん演じる「DQNのチャラ男」田中カイザー、渡邊圭祐さん演じる「笑わないイケメン料理長」古平鉄平、佐藤二朗さん演じる「可愛い子には堂々とえこひいきする店長」吉川輝など、個性強いキャラクターがたくさん登場しましたが、「なんかこんなヤツいる!」みたいに共感する人は周りにいますか?
中川大志くんが演じていたカイザーくんみたいな、お調子者は何人もいますよね。さらば青春の光の森田とかは、僕が飯をおごっても絶対に「ごちそうさまです」とは言わず、「後で半分出すんで」って言うんですよ。
で、僕が「いや、出したことないやん」ってツッコむやり取りをいつの頃かやり出したんですけど、女の子との飲み会でも言うから、誰がおごったんかわからんようになる。しかも2人でご飯行ってもレジで言うんすよ。誰に向けて言ってんねん。レジの人かい。
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──同僚のなかでも、BKBさんは同期もすごい黄金メンバーですよね。
確かにそうですね。かまいたち、和牛、天竺鼠、藤崎マーケット、個性豊かですよね。山内も濱家もやっぱ変やし、川原も変やし、瀬下も大変そうやし、守谷日和は顔がすごいし・・・僕が多分、1番普通ですね。サングラスとか芸風で誤魔化してるだけで普通です。
──となると、BKBさん自身が1番共感するのは、主人公の三春くんでしょうか?
そうかも。「なんで俺ばっかり」って思ってた時期ありましたもん。美容師のときもそうですし、芸人でも何にもない頃とか、やっぱどっかで卑屈になってましたよね。でも徐々に周りの愛を感じたり、自分でただネガティブなってるだけの状態に気づいたり・・・その辺りは共感できました。
──子どもを喜ばせる、というところなども。
「BKB」は難しいみたいで真似してくれないんです。BKB作文を子どもが作りにくいっていうのが、このスーパー流行りきらない一因ですよね(笑)。でも「ブンブン!」は喜んでくれるし、よく真似してくれます。僕も映画『ブラックナイトパレード』もやっぱ大人も子どもも楽しめるんだなと。
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■「何も考えずに観ることができる、最高のエンタメ映画」
──きれいにまとまりかけています!(笑)。では、最後にBKBさん的に12月23日公開の映画『ブラックナイトパレード』をどのように楽しんでほしいですか?
最近、映画を観に行かなくなった人も多いかもしれないんですけど、これは何も考えずに観ることができるエンタメ映画として最高じゃないですか? かといって、観る前は単なるコメディかなと思ってたんですけど、伏線回収みたいなストーリーもあって引き込まれる。もちろんクスっと笑ってしまうようなくだらない要素もたくさん盛り込まれていて飽きませんでした。
赤いサンタと黒いサンタってワクワクする設定も良いし、劇中でクリスマスの曲とかが流れたりして、なんか気分も高まりますよね。終わった後に「なんか楽しいの観たな」って思うし、誰とでも観に行ける作品だと思います。
──「バリ・クリスマス・ぼっち」でも全然観に行けますよね。
(B)別に(K)クリスマス(B)ぼっちでも、(K)これを観たら大丈(B)夫! BKBKB!! ヒィーア!
◇
映画『ブラックナイトパレード』は、「TOHOシネマズ梅田」ほか全国映画館にて12月23日から公開される。
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映画『ブラックナイトパレード』
2022年12月23日(金)公開
脚本・監督:福田雄一
出演:吉沢亮 橋本環奈 中川大志 渡邊圭祐 ほか
配給:東宝
写真/木村華子
提供/TOHOマーケティング
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