原恵一監督、芸大生にエール「若いうちは修業、怯むことなく」
直木賞作家・辻村深月のミリオンセラー小説を原作にしたアニメーション映画『かがみの孤城』(12月23日公開)。そのメガホンをとった原恵一監督が12月13日、「大阪芸術大学」(大阪府南河内郡)にてトークショーを開催。映像業界を目指す学生たちにエールを贈った。
この日は、学生たちを対象にした『かがみの孤城』試写会がおこなわれ、上映後に原監督が登場。冒頭、「昨日、12月12日は特別な日。(国際的に評価される)小津安二郎監督の誕生日であり、命日です。来年は生誕120周年。今も国内だけでなく、海外の観客も観てます」と挨拶し、「60年前の映画が今なお輝き続けているということを知って欲しい」と学生たちに語りかけた。
原監督といえば、アニメーション映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』(2002年)や『河童のクゥと夏休み』(2007年)を手がけて映画ファンから喝采を浴び、『カラフル』(2010年)、『百日紅』(2015年)では世界最大の『アヌシー国際アニメーション映画祭』で各賞を受賞。日本を代表するアニメーション作家のトークショーに、学生たちは耳をダンボにして聞き入った。
そのなかで、学生から「10年、20年前と今の観客の違い」について聞かれた原監督は、「あまり映画を観て想像しなくなったと思う。(作り手は)わざと曖昧にしているシーンもあるわけですよ。それをいつの頃からか、曖昧だから分からないと。それで作り手側も、考えなくても分かるように作るようになった。僕は断固、反対です。友だちと解釈の違いを言い合ったり、それが健全な映画の見方だと思う。今分からなくても、10年後に分かることもある」と回答。
さらに、業界の第一線で活躍する原監督は、「僕は諦めないことが大事だと思う。現場は悲惨、そんなことは当たり前。人を感動させる仕事をしたいなら当たり前。若いうちは修業。映像の現場はコンプライアンス無視なところがあるけど、そこに反発するのはおかしい。それぐらい、先輩たちは真剣だってこと。それに怯むことなく、進んでください。そして、いつか一緒に仕事をすることがあれば、声をかけて欲しい」と学生たちを鼓舞した。
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