俺たちの…と嘆く声、神戸市民が愛す「こべっこランド」が移転

2022.12.29 07:00

移転リニューアル後の新「こべっこランド」イメージ図

(写真2枚)

神戸・ハーバーランドの大型児童センター「こべっこランド」が、移転のため2023年1月22日に閉館する。閉館を知った人からは、「自分が子どもの頃にも行ってて、娘もいっぱいお世話になりました」と感謝の声が寄せられている。

同施設が開設されたのは、昭和62年(1987年)。神戸市児童相談所も入る「神戸市総合児童センター」の5階から8階に位置し、体を動かして遊ぶことができる「プレイルーム」、ドラムやマリンバまである「音楽スタジオ」、工作を教えてもらえる「造形スタジオ」、大型紙芝居も多くある「図書コーナー」などがあるほか、さまざまなイベントがおこなわれてきた。

一部の教室などをのぞき、ほぼ無料で利用できる同施設は重宝され、神戸市内外から多くの子どもや保護者が訪れた。特に、雨の日や暑さ寒さが厳しいときに、天候を気にせずに遊べるありがたい施設だった。

そんな愛着のある施設の移転に、「俺たちのこべっこランドが立派になって・・・(涙)」「ついに移転なのね」と感慨深げなコメントがSNSに投稿されている。

移転先は、神戸市兵庫区の和田岬(神戸市営海岸線「和田岬駅」から徒歩5分ほど)。これまでは商業施設「モザイク」や「ウミエ」と組み合わせて訪れることもできる便利な立地だったため、残念に思う声も上がっている。だが、新しい「こべっこランド」は、面積も広くなり、これまで通りたっぷり遊べる屋内施設のほか、屋外にも大型ネットや噴水広場などができてパワーアップするとのこと。

現在工事中の新「こべっこランド」(神戸市兵庫区)

現「こべっこランド」の閉館日・2023年1月22日には、「お別れイベント」が開催。開館から35年を振り返る写真展、「あそびうたライブ」や「運動あそび」などの企画が予定されている。

一方、和田岬の新「こべっこランド」のオープンは2月11日。10日にはプレオープンイベントがおこなわれ、2部制で各50組が招待される(申込期間1月18日まで。応募者多数の場合は抽選)。

文/太田浩子

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