天王寺動物園で干支の引き継ぎ式「こんな生活タイガーいに」

2022.12.26 19:00

天王寺動物園のトラ舎前でおこなわれた、通天閣の年末恒例行事2022年「干支の引継ぎ式」口上発表(12月26日・天王寺動物園)

(写真6枚)

大阪のシンボル「通天閣」(大阪市浪速区)の年末恒例行事『干支の引継ぎ式』が12月26日、「天王寺動物園」(大阪市天王寺区)のトラ舎前で開催。通天閣観光の西上雅章会長は「こんな生活タイガーい(大概)にしてほしいです!」と、新型コロナウイルス感染症の終息を願った。

浪速の年の瀬を告げる名物行事として毎年おこなわれている同イベント。その年と翌年の干支にちなんだ動物が対面し、世相を踏まえたダジャレの「口上」が発表されてきたが、コロナ以降は動物の対面が中止となり、今年も口上のみの実施になった。

当日は天候に恵まれ、最初に着ぐるみの虎とうさぎが握手を交わして、干支の引継ぎが完了。その後の口上では、西上会長が「コロナ禍生活も3年目に突入。物価高に急激な円安、こんな生活タイガーい(大概)にして欲しいです!」と寅年の口上を述べた。

次に天王寺動物園の向井猛園長が、「コロナが落ち着くのを首じゃなくて耳を長くして粘り強く待ち、脱兎のごとくスピーディーな景気回復を期待しています。来年こそは願いが叶うさ!」と卯年の口上を述べ、引継ぎ式が終了した。

引き継ぎ式の後、西上会長は「早いことコロナが終息してほしい思いを込めた。実際の動物を使うのがうちとこの売りなので来年こそはやりたい」と語った。

取材・文・写真/岡田由佳子

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