コロナ禍で需要増の「七草粥」、手軽なレトルトやイートインも

2023.1.6 13:15

1月7日は「七草の日」。お正月で疲れた胃を癒やしてあげましょう(6日・阪神梅田本店)

(写真12枚)

1月7日は七草の日。七草とは、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ(カブ)、スズシロ(大根)の7つの野菜のことで、セリは「競り勝つ」、ゴギョウは喉の痛みに効果があるなど、それぞれに意味や効能があると言われている。

その日の朝に食べるのが一般的な「七草粥」は、1年間の無病息災を願ったり、正月料理のごちそうで弱った胃腸を休めるために受け継がれてきた日本の伝統食として知られている。

百貨店「阪神梅田本店」(大阪市北区)では、青果の「大分県産 春の七草セット」(1パック・599円/西勝青果)のほか、カップ入りのレトルト商品「七草がゆ」(250g・301円/パントリー)、「春の七草フリーズドライ」(3g×2個、323円/パントリー)を販売中。

カップ入りの「七草がゆ」(250g・301円/阪神梅田本店「パントリー」)

フリーズドライやレトルトは、単身でも年始の季節感を味わいたいという客から便利という声が多く、予想以上によく売れているという。「コロナ禍の願掛けとしても、行事食を意識する方は増えてきているようです」と、同百貨店の広報担当者は話す。青果売り場では、ネットでレシピを見ながら購入する若い客も多いそうだ。

さらに「阪神梅田本店」では、粕汁などが付いた定食スタイルのイートインメニュー「七草がゆセット」(1680円/地下2階うめさくら)が、6・7日限定で販売されている。

また、「阪急うめだ本店」(大阪市北区)では、人参なども入ったカップ入りの七草粥(地下1階「なだ万厨房」「いとはん」)のほか、「春の七草使用 きんぴら和さらだ」(100g・389円/いとはん)といった変わり種の七草メニューも。

「春の七草使用 きんぴら和さらだ」(100g・389円/阪急うめだ本店「いとはん」)

ほかにも、コンビニチェーン「ローソンストア100」は5日より、別売りのレトルト粥(108円)と合わせて簡単に作れる「春の七草セット」(1パック・430円)、スープ専門店「スープストックトーキョー」からは、6・7日限定で、毎年人気の「瀬戸内産真鯛の七草粥」(Sカップ・470円)が販売されている(テイクアウト、デリバリー可能)。各店、全て数量限定。

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