岸辺露伴が映画化、高橋一生「僕の人生にとって特異な出来事」

2023.1.8 11:00

公開されたティザービジュアル © 2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 © LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

(写真1枚)

シリーズ累計発行部数1億2千万部超を誇る漫画家・荒木飛呂彦の大人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれたスピンオフ『岸辺露伴は動かない』。2020年に俳優・高橋一生を主演に迎えてドラマ化された同作が、劇場長編映画が決定、ティザービジュアル&超特報映像が解禁された。

『岸辺露伴は動かない』は、相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を備えた人気マンガ家・岸辺露伴が奇怪な事件に立ち向かう人気作品。その劇場長編映画の原作となるのは、2009年にフランス「ルーヴル美術館」のバンド・デシネプロジェクトのために描き下ろされた荒木飛呂彦初のフルカラー読切作品『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』で、ドラマシリーズの制作陣が再び集結した。

メガホンをとるのは、大河ドラマ『おんな城主直虎』(2017年)などで高橋と組んできた渡辺一貴監督。脚本は、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの脚本も手掛けた小林靖子、音楽を菊地成孔/新音楽制作工房、人物デザイン監修・衣装デザインを柘植伊佐夫が担当する。

2022年秋からスタートした国内での撮影は終了し、現在はフランス・パリで撮影中。「ルーヴル美術館」をはじめ、「ポン・デ・ザール(芸術橋)」、「シャンゼリゼ通り」、「エトワール凱旋門」といった名だたる名所での大規模ロケを敢行。「ルーヴル美術館」で映画の撮影許可が下りる異例で、綾瀬はるか主演の映画『万能鑑定士Q モナ・リザの瞳』(2014年)以来、日本映画では2作目となる。

主人公・岸辺露伴を演じるのは、ドラマからの続役となる俳優の高橋一生。「岸辺露伴という人間を演じさせていただいてから、3年目に入りました。劇場版や映画版と銘打たない今作においても、岸辺露伴を演じ続けさせていただけていることは、僕の人生にとって非常に特異な出来事です」と、その思い入れを語る。

そして、「今撮影しているフランスパートだけではなく、すでに撮影を終えている日本パートも作品全体の重要な部分を担っています。ジョジョの全作品においても大事な要素である血脈、受け継がれるもの、過去、が今作においても語られます。それらと向き合うことは、今自分が存在していることに繋がります。時間は誰にとってもやさしくも残酷にもなりますが、例外なく今作の露伴にも、その存在を問いかけてきます」とも。

同作の公開は、2023年5月26日。高橋は「劇場に足を運んでくださるみなさんにおかれましては、非常にユニーク(奇妙、特異、唯一)なこの作品を楽しんでいただければと思っています」とコメントしている。

『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』
ルーヴル美術館とフュチュロポリス社が2005年より実施してきた、国内外の漫画家とのコラボレーション企画「バンド・デシネプロジェクト」。その第5弾として、2009年に発表された荒木飛呂彦の漫画作品。日本の漫画家として初めて、「ルーヴル美術館」に作品が展示されたことも話題となった。

映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』

2023年5月26日公開
原作:荒木飛呂彦「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」(集英社 ウルトラジャンプ愛蔵版コミックス刊)
監督:渡辺一貴
出演:高橋一生、飯豊まりえ
配給:アスミック・エース

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