舞いあがれ!第15週振りかえり・決断の時

2023.1.13 08:15

工場にて、視察の様子を見守るめぐみ(永作博美)と舞(福原遥) (C)NHK

(写真5枚)

東大阪で生まれ育ったヒロイン・舞が、空を飛ぶ夢を追い求めて成長する姿を描く連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK朝ドラ)。1月14日は、「決断の時」と題する第15週(1月9日〜13日放送)を振りかえる。

心筋梗塞のため、突如帰らぬ人となってしまった舞(福原遥)の父・浩太(高橋克典)。訃報を聞き、長崎・五島列島にいた舞の祖母・祥子(高畑淳子)と幼馴染の貴司(赤楚衛二)も急ぎ東大阪に駆けつけ、憔悴する舞や母・めぐみ(永作博美)たちにやさしく寄り添う。葬儀を終え、祥子と貴司はしばらく東大阪に滞在することとなる。

心の整理をする間もなく、舞の兄・悠人(横山裕)は、浩太の遺した工場「株式会社IWAKURA」の今後についてめぐみに問う。戸惑う舞とめぐみに、現実的な考えを持つ悠人は資産価値が高いうちに会社を売却すべきだと主張する。さらには、多額の融資を受けていた信用金庫の職員からも工場の今後について問われ、会社をたたむ選択肢を掲示される。

急逝した夫にかわって社長代行の責任を負うことになるめぐみだが、浩太の遺志と現実の板挟みになり、工場の今後について結論を出せずにいた。経理の古川(中村靖日)も退職し、選択を迫られるめぐみは、浩太を長年支えてきたベテラン職人の笠巻(古舘寛治)に相談する。

笠巻は、先代から引き継いだ会社を大きくしてきた浩太の功績を称えながらも、「無理することあらへんねん。自分と舞ちゃんのことも、よう考えて」と、めぐみの心労を慮りながら語りかけるのだった。

お好み焼き屋『うめづ』にて、会社のことを笠巻(古舘寬治)に相談するめぐみ(永作博美)(C)NHK

笠巻の言葉を受け、めぐみはもう一度工場の現状を見直すことに。そして舞は、祥子の「よ~く探せばでくっことやあるはずよ」という言葉を胸に、ひとりで作業するめぐみを自分なりに支えようとしていた。ほどなくして、長年浩太のもとで働いてきた元従業員の結城(葵揚)が線香をあげに訪れる。

そこでめぐみは初めて会社の今後について口にし、「会社をたたむ」と結城に告げる。限られた時間のなかで工場を続けるか考えためぐみだったが、自分では経営は無理だと判断し、最終的に工場の売却を決めたのだった。

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