舞台「パラサイト」は関西がテーマ、キャスティングに称賛の嵐

2023.1.21 08:00

舞台『パラサイト』の主要キャストに、(左から)古田新太、宮沢氷魚、伊藤沙莉、江口のりこが抜擢

(写真6枚)

非英語作品として史上初めてアカデミー作品賞に輝いた、映画『パラサイト 半地下の家族』が待望の舞台化。その第1弾キャストが、1月20日に発表され、SNSでは「キャスティング天才すぎる」と、称賛の声が上がっている。

韓国の「格差社会」というシリアスなテーマのもと、随所に散りばめられた綿密な「伏線」やポン・ジュノ監督のクリエイティビティが話題を呼び、サスペンスやブラックコメディ、またヒューマンドラマといった枠組みにおさまらない、ジャンルレスな傑作として世界各国で反響を呼んだ同作。

そんな作品が日本版舞台となって、上演されることが決定。韓国から関西に設定は移り、90年代に靴作りで生計を立てる金田一家と、高台の豪邸で優雅に暮らす永井一家が、とあるできごとをきっかけに交わり、次第に一方が「寄生(パラサイト)一家」になっていくというストーリーとなっている。

そしてその物語の中心となるキャストに、古田新太(金田文一)、宮沢氷魚(金田順平・兄)、伊藤沙莉(金田美紀・妹)、江口のりこ(金田福子・妻)が選出。映像や舞台で活躍を見せる演技派俳優たちが名を連ねており、古田は「才能豊かな若手が揃う座組みを、鄭さん(義信)さんが料理する舞台、どうぞ期待値マックスで足をお運びください」とコメントしている。

日本版『パラサイト』の台本・演出は映画『愛を乞う人』『焼肉ドラゴン』、舞台『泣くロミオと怒るジュリエット』などを手がけた鄭信義が担当

「関西」という舞台背景に、キャスティングが紐付いているか否かは明らかになっていないが、古田と江口、また日本版の台本・演出を手がける鄭義信の3人は関西出身。彼らのナチュラルな関西弁にも注目したいところで、SNSでは「キャスト、ドンピシャじゃん」「ハマり方がすごい」「キャスティングが魅力的すぎる」「天才・・・」と、反響が相次いでいる。

舞台『パラサイト』は6月の東京公演を経て、7月7〜17日に「新歌舞伎座」(大阪市天王寺区)にて上演。チケット情報、第2弾キャストは追って発表される。

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