「リーガロイヤル大阪」リニューアル後もレトロな雰囲気は保持

2023.1.24 18:45

大阪・中之島に位置する「リーガロイヤルホテル大阪」

(写真2枚)

2025年3月を目途に大規模リニューアルを実施する「リーガロイヤルホテル大阪」(大阪市北区)。工事は同ホテルの特色を尊重しておこなわれる予定で、メインラウンジなどは保持されることが分かった。

1935年、大阪財政界からの「大阪に賓客を迎えるための迎賓館的なホテルを」という要望により誕生した同ホテル。国賓・皇室をはじめ、長きにわたり国内外のゲストを迎えてきた同ホテルの館内には、陶芸家のバーナード・リーチがフロアデザインを手がけた「リーチバー」や、美しい日本庭園を望むメインラウンジなど、古き良き昭和の大阪の面影が残っている。

そんな大阪を代表する老舗ホテルが、「インターコンチネンタル」などを手がける「IHGホテルズ&リゾーツ」(代表:アビジェイ・サンディリア)のソフトブランドに加盟。日本初参入となる新ブランド「ヴィニェット コレクション」の一員として大規模リニューアルが予定されている。

この発表を受け、SNSでは「関西の迎賓館が・・・(泣)」「雰囲気は変わらないでほしいなぁ」「リーチバーはどうなるんだろう」「ここのラウンジめっちゃ好きだったのに!」など、あの独特の風情が失われることを危惧する声が続々寄せられた。

これに対し、同ホテルの経営企画部・山中さんに訊ねると「2025年目途のリニューアルは、リーガの持つ歴史や良さをそのまま保ちながら実施する予定です。ですので、同ホテルの象徴でもあるメインラウンジやリーチバーは、これまで通りお使いいただける予定です」とコメント。古き良きオーセンティックな雰囲気は保持されるようでひとまず安心だ。

改装は2023年4月以降を予定。営業しながらのリノベーションとなるので、工事中も宿泊可能となる。

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