【罠の戦争】「次の選挙、お前が立て」旧友鷹野は味方? 敵?

2023.1.31 21:01

ドラマ『罠の戦争』(カンテレ)第3話より、議員秘書の鷲津亨(草彅剛)

(写真4枚)

政界を舞台に議員秘書・鷲津亨の壮絶な復讐劇が描かれる、草彅剛主演のドラマ『罠の戦争』(月曜夜10時〜/カンテレ)。その第3話が1月30日に放送された。

本作は、議員秘書の鷲津亨(草彅剛)が息子を歩道橋から突き落とした犯人を突き止めるべく、事件を揉み消そうとする権力者たちに罠を仕掛けてゆく復讐エンタテイメント。今回は、鷲津が自身の雇い主である衆議院議員・犬飼孝介(本田博太郎)を罠にかけ、犯人を突き止めようとする様が描かれた。

鷲津は裏帳簿によって、犬飼が大学の改修工事で建設会社に便宜を図った見返りに現金を得ていた証拠を発見。さらに事務所の金が犬飼の息子・俊介(玉城裕規)のトラブルのもみ消しに使われていたことから、俊介が犯人ではと考え、犬飼の運転手の牛尾(矢柴俊博)に接触する。

鷲津亨(草彅剛)は真相を探るべく、運転手の牛尾(矢柴俊博)に接触

牛尾から俊介が犯人である可能性を否定されるも、事件の翌朝、犬飼が誰かにホテルに呼び出されていた事実を突き止めた鷲津。しかし、犬飼に弱みを握られた牛尾の告白によって、鷲津が裏切り者であることが露呈。鷲津は民政党の幹事長・鶴巻憲一 (岸部一徳)の会合の場で、犬飼に「秘書のくせに主の周りをコソコソ嗅ぎまわって」「クビだ。永田町から出ていけ」と頭からシャンパンをぶちまけられる・・・。

この緊張感あふれるシーンにSNSも「パワハラだよ」「下品すぎる」と騒然。よもや、すべての計画が白紙!? と思った矢先、鷲津が事前にリークしていた情報によって犬飼は議員解任へと追い込まれる。罠をハメた相手に罠がバレて、逆に罠にハメられたと思いきや、さらに巧妙な罠を張りめぐらせて、最後の最後でどんでん返しの鉄槌を下す・・・。そんなスリリングな罠の仕掛け合いこそが本作の醍醐味だ。

鷲津亨(草彅剛)の古くからの友人で、衆議院議員の鷹野聡史(小澤征悦)

第3話ラストでは、これまで鷲津の味方と思われていた民政党議員で旧友の鷹野聡史(小澤征悦)が、幹事長・鶴巻に「今のあいつは爆弾です。どこに転がるかわからない爆弾よりは、幹事長の掌で転がしておく方が安全では?」と、犬飼の後釜に鷲津を推薦するシーンが描かれた。

その一方で、「権力を振りかざすやつと戦いたいなら、お前も力を持て。次の選挙、お前が立て!」と鷲津を叱咤激励した鷹野だが、彼は果たして味方なのか敵なのか? 鷲津の前に開かれた新たな道は敵の仕掛けた巧妙な罠なのか? 疑心暗鬼が止まらない!

ドラマ『罠の戦争』の第4話は、2月6日・夜10時から放送。TVer、カンテレドーガ、FOD、Netflixなどでも配信される。

文/井口啓子

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