誰が食べるん!? 大阪駅の8kg「巨大カレーパフェ」に挑む

2023.2.28 16:20

「ジャンボカレーパフェ」いただきます。底には2リットルのアイスが敷き詰められているので、器はキンキンに冷えている

(写真13枚)

「JR大阪駅」(大阪市北区)の構内を歩いていて、思わず二度見した。カレー専門店のディスプレイにおいしそうなカレーがずらりと並ぶなか、真ん中にドンと鎮座する巨大パフェ。なんとこれ、単なる飾りではなく「ジャンボカレーパフェ」という実際のメニューなのである。

1日約30万人が利用するという「JR大阪駅」。その構内で、通勤前、学校帰り、はたまた乗り換えのとき? 一体誰がこのパフェを食べるんやろう。そして「カレーパフェ」とは何ぞや・・・と気になりすぎたので、実際に挑戦してみた!

■ 上層部は同店自慢のカレー、下層部には・・・

種類豊富なパフェがあることで有名な京都の喫茶店「からふね屋」が2022年12月、「JR大阪駅」構内にオープンさせたカレー専門店「からふね屋咖喱店」。「気軽に」「手早く」「お腹いっぱいに」をモットーに、店内ではカレーやハヤシが50種類以上ラインアップしており、駅構内を利用するサラリーマンを中心に賑わっている。

そのなかでも異彩を放つ「ジャンボカレーパフェ」(8000円)。店長の小久保さんいわく、「本来ターゲット層はビジネスマンですが、このパフェのようなインパクト抜群のメニューがあることで、さまざまな層の人にも楽しんでもらいたい」という思いから誕生したという。

バニラアイスの上にコーヒーゼリー、そして生クリームは業務用サイズ1本丸々!

キッチンに潜入すると、ドデカい器に慣れた手付きで2リットルのアイスクリームがドーンと投入されていた。ん? アイス?! そう、ここはパフェで有名な「からふね屋珈琲」。上層部はカレーやおかず類で飾られるが、下層部はアイスやコーンフレーク、そして自家製水出しコーヒー(ダッチコーヒー)を使用したゼリーなどスイーツで埋め尽くされ、ご飯からデザートまで一気に楽しめる「お得」(!?)なパフェなのだ。

上層部はキャベツで土台がしっかり固められ、富士山をイメージした5号分(!)のお米がそびえ立つ。その上からは、お店1番人気の欧風カレーをマグマのように掛け流し、ポテトサラダやエビフライ、唐揚げにソーセージ、たまごサラダ、パインなど、彩り豊かなトッピングでゴージャスに飾られ、なんと重さ8キロの巨大パフェが完成した。

「ジャンボカレーパフェ」(8000円)。お好みで追いカレーも可能

■ 重さ8キロの「巨大パフェ」、4人で挑戦!

ちなみにこのパフェ、チャレンジメニューではなく、「楽しんで食べてほしい」と5名までならシェアOK。今回はLmaga.jpスタッフ4人で挑戦するので、1人あたり2キロといったところ・・・(怖)。一旦、カロリーやダイエットのことは置いといて、人数分のアルミ皿があるので、「マイカレー」を作っていく。フライものやタコさんウインナーなどおかずを乗せると、まるでお子さまプレートのようでテンションあがる!

まずはシンプルにカレーをいただく。欧風カレーのほのかな甘さとターメリックライスがマッチしておいしい! パフェの器はアイスでキンキンに冷たいけど、カレー部分まで冷えないようにキャベツとコーンフレークが敷き詰められているので、安心してあったかいカレーが食べられる。カレー好きにとってはかなり至福の時間です。

そんな調子でカレーを食べ進めていると、なにやら「サクッ」とした音が。そう、これがデザートパートの入り口(歓喜)! 約1時間ほどで、やっと食後のデザートにたどり着けた。

下層部の生クリーム&コーンフレークが見えてきてテンションは上がるが・・・!?

■ 歓喜の「デザートパート」に、まさかの大苦戦

しかしここにきて、状況は一変。全員の手がなぜか止まってしまった。薄々気付いていたけど、私たちはここまで1人約2杯分のカレープレートを食べているので、お腹はとてもいい具合になっているのだ・・・。

コーンフレークを持ち上げると一緒にコーヒーゼリーやアイスクリームもどっさりついてくる。食後のデザートとしてはうれしすぎるけれど、前半カレーで飛ばしすぎた私にとってはちょっと複雑な気持ち。そんなときにおかずエリアの救世主・パインの登場! なんとパインをひと口食べると不思議とお腹に隙間が生まれるのだ。残しといてよかった〜!!

無限コーンフレークからアイスクリームの泉が。ここからがなかなか厳しかった・・・!

パインに助けを求めつつ、無限に湧き出るコーンフレークを食べ進めると、底からアイスクリームの泉が。でもこの溶けたアイスクリーム、コーヒーゼリーの苦味との相性が抜群。お腹は限界に近いけれどパクパク食べ進めながら(もはやアイスは飲んでいた)、一気にラストスパートだ。

スタートから約2時間で、ほぼ完食! 今回、女子4人(+途中ヘルプ男子1人)でなんとか平らげることができた。オープンから約2カ月半、このパフェを注文したのは学生グループと私たちの2組だけらしく、なんと完食したのは私たちが初めてとのこと。その達成感はまさに「ジャンボ」だった!

ほぼ完食!ごちそうさまでした

完食のポイントは前半のおかずパートで調子に乗らないこと。残してもペナルティはないけれど、完食できるようにみんなで協力して挑むべし(1日1食限定・要事前予約/前金制)。我こそは、というグループはぜひ挑戦してみて!

「からふね屋咖喱店」の場所は「JR大阪駅」の桜橋口改札内中2階コンコース。営業時間は朝7時から夜10時。

取材・文・写真/弘松メイ

「からふね屋咖喱店」

2022年12月1日(木)オープン
住所:JR大阪駅 桜橋口改札内中2階コンコース
営業:7:00〜22:00(LOフード21:00、ドリンク21:30)

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