100周年のサントリーウイスキー、蒸溜所の改修や限定商品

2023.2.2 08:45

今年で100周年となる「サントリー山崎蒸溜所」(大阪府三島郡)

(写真4枚)

今年、飲料メーカー「サントリー」が山崎の地でウイスキーづくりを始めて100周年を迎える。2月1日、それを記念した記者会見がおこなわれ、今後の取り組みについて発表した。

創業者・鳥井信治郎氏が山崎の地で1923年にウイスキーづくりへの挑戦を開始してから、ウイスキー文化の発展と美味品質の向上に日々取り組んできた同社。同社の鳥井信宏代表取締役社長は、100周年を迎えたことに感謝を伝えるとともに「これからも挑戦を続けていく」と話した。

会見では、2024年にかけて「山崎蒸溜所」、そして山梨県の「白州蒸溜所」において100億円規模の設備投資を実施することを発表。両蒸溜所ともに、大麦を発芽させて麦芽をつくる伝統的な製法「フロアモルティング」を導入する。

また山崎蒸溜所では「パイロットディスティラリー」という小規模蒸溜施設に、直火加熱に加えて電気式加熱も可能な蒸溜釜を導入し、さらなる品質向上を目指すという。蒸溜所は2023年秋のリニューアルオープンを予定している。

「サントリーウイスキー100周年会見」に出席した(左から)チーフブレンダー・福興伸二氏、代表取締役社長・鳥井信宏氏、スピリッツカンパニー社長・森本昌紀氏(2月1日・東京会場)

また、同社取締役常務執行役員 スピリッツカンパニーの森本昌紀社長は、「ハイボール缶の市場推移は2009年から右肩上がりで伸長しており、『角ハイボール缶』は2022年の販売数量が対前年113%となった。『ハイボールを日本のソウルドリンクに』を願い、1人でも多くの人に缶での高品質ハイボールを味わってもらいたい」と語り、100周年限定商品「サントリープレミアムハイボール缶」の発売を発表。

第1弾としてハイボールに合う白州モルト原酒のみを厳選した「サントリープレミアムハイボール<白州>350ml缶」が、6月6日に数量限定で販売される。税抜の希望小売価格は600円。

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本