大阪駅の「新ホーム」が一般公開、世界初のホームドアを披露

2023.2.6 17:30

『うめきた地下探検』の様子(2月5日・大阪市内)

(写真19枚)

3月18日に開業を控えるJR大阪駅の新・地下ホーム(うめきたエリア)の一般公開イベント『うめきた地下探検』が2月5日に開催され、約3700人の応募者から選ばれた約140人が参加した。

この新ホームには、特急「はるか」「くろしお」が停車するほか、「おおさか東線」が新大阪から延伸して新たに乗り入れることで利便性がアップ。大阪・梅田のさらなる発展に注目が集まっている。

この日のイベントでは、2面4線のホーム構造の説明、新たに作られた発車メロディを流したほか、線路の上を歩いたり、記念撮影などを実施。

なかでも参加者の視線を集めたのは、まるでテレビのモニターがずらりと並んでいるような最新のホームドア。世界初となる、筐体自身が左右に動くフルスクリーン式になっており、多様な列車のドアに対応できるほか、次の列車の運行情報、個々の客にあったサイン掲出の実証実験(アプリ利用)、CMコンテンツの掲出などができるという。

地下ホーム(うめきたエリア)に設置されたフルスクリーンホームドア

また、3Dセンサーで駆け込み乗車を感知したり、緊急時にはドアが全開したりするなど、あらゆる制御ができる安全設計に。参加者は貴重な体験に興味津々の様子で、思い思いに撮影を楽しんでいた。

兵庫県伊丹市から来たという親子は、「自動ドアが開くところが、かっこよかった。乗ってみたい」(子ども)、「こういう機会は珍しいので、子どもにとって将来自慢になりそう。最新技術や線路を歩いたり、普段できないので勉強になった」(父親)と満足そうに話し、新たなホーム開業へ期待を膨らませていた。

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