モバイルICOCAが3月開始、チャージ&定期購入が便利に

2023.2.22 19:30

「モバイルICOCA」が3月22日からスタート(2月22日・大阪市内)

(写真3枚)

「JR西日本」(本社:大阪市北区)は2月22日、ICカード乗車券「ICOCA」の機能をスマートフォンで利用できる「モバイル ICOCA」のサービスを3月に開始すると発表。なお、Androidスマートフォンのみが対象となる。

交通系ICカードのモバイル化は、JR東日本の「Suica(スイカ)」、関東地方の私鉄、バスなどが参画する「PASMO(パスモ)」に続き全国3例目となり、西日本エリアでは初めて。

3月22日からスタートする「モバイル ICOCA」では、専用アプリをインストールしクレジットカード(J−WESTカードほか、他社カードも可)などの会員情報を登録すると、どこにいてもチャージや定期券の購入・払い戻しが可能に。利用時は、バッテリーが充分であればアプリを立ち上げずにスマホをタッチするだけで改札を通ることができる。

Androidスマートフォンで利用できる「モバイル ICOCA」

なお、カードタイプの「ICOCA」の内容はアプリには移行(引き継ぎ)できず、新たに登録が必要となる。また、現時点ではiPhone(iOS)やスマートウォッチには対応しておらず、今後検討していくとのこと。

同社の奥田英雄本部長は、「ICOCAカードは開始から20年で約2700万枚を発行し、みなさまに育てていただいた」と感謝を述べ、「モバイル版は2027年度までに500万人を目指す」と意気込んだ。

また、JR西日本が発行するクレジットカード「J−WESTカード」を登録すると、「モバイルICOCA」へのチャージでWESTERポイント(J−WESTポイント・ICOCAポイント・WESPOポイントが統合したもの)が貯まり、1ポイント1円としてチャージや対象店舗での買い物などに利用できる(別途「WESTER」アプリが必要)。

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