来春朝ドラヒロインは伊藤沙莉、日本初の女性弁護士がモデル

2023.2.23 07:15

2024年度前期連続テレビ小説『虎に翼』でヒロインを務める伊藤沙莉(2月22日)

(写真2枚)

2024年前期の連続テレビ小説が、日本初の女性弁護士・三淵嘉子(みぶち よしこ)さんをモデルにした『虎に翼』に決定。そのヒロインを女優・伊藤沙莉が務めることが2月22日に発表された。

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となる猪爪寅子(ともこ)とその仲間たちが、道なき道を切り開いて迷える子どもや追いつめられた女性たちを救っていく同作。タイトルの「虎に翼」とは中国の法家・韓非子の言葉で、「鬼に金棒」と同じく「強いうえにもさらに強さが加わる」という意味があるという。

ヒロイン役の伊藤は、役への深い洞察力に裏打ちされた演技力で、シリアスなドラマからコメディまで幅広く評価され、ドラマ、映画、舞台と活躍。連続テレビ小説への出演は、2017年の『ひよっこ』以来2回目となる。

脚本を担当する吉田恵里香氏は、2022年にNHKよるドラ『恋せぬふたり』で第40回向田邦子賞を受賞。これまでの執筆作は、ドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』、映画『ヒロイン失格』『センセイ君主』、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』など話題作揃いで、小説『脳漿炸裂ガール』シリーズは累計発行部数70万部を突破するなど、ジャンルを問わず多岐にわたって活動している。

同作について制作統括の尾崎裕和氏は、「吉田恵里香さんは『恋せぬふたり』を執筆いただいた、私が最も信頼する脚本家です。そして主演の伊藤沙莉さんは、『ももさんと7人のパパゲーノ』で主人公を演じていただき、ずっとこの人を見ていたいという気持ちにさせてくれた俳優です。そんな2人の戦友と再び一緒に闘えることがとても心強く、うれしい気持ちでいっぱいです。たくさんの初めてに立ち向かい闘った三淵嘉子さんに恥じないドラマを、今ここで理想のために闘う勇気が持てるようなドラマを、半年間、精一杯お届けできればと思っています」と語る。

『虎に翼』は2024年春放送。2023年秋にクランクインを予定している。

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