舞いあがれ!第21週振りかえり・新たな出発

2023.2.24 08:15

貴司(赤楚衛二)と話しをする舞(福原遥)(C)NHK

(写真5枚)

東大阪の町工場で生まれ育ったヒロインが、何度も挑戦を繰りかえして成長していく姿を描く連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK朝ドラ)。2月25日は、「新たな出発」と題する第21週(2月20日〜24日放送)を振りかえる。

ヒロイン・舞(福原遥)と貴司(赤楚衛二)は、これまで秘めていた互いの思いを伝え合ってついに結ばれる。それから8カ月後の2015年3月。2人は結婚式を挙げ、カフェ「ノーサイド」では舞と貴司の結婚を祝うパーティーが開かれる。

パーティーでは、舞の祖母・祥子(高畑淳子)をはじめとする長崎・五島列島の人々や、親友の久留美(山下美月)、大学時代の先輩・由良(吉谷彩子)、航空学校の同窓生・倫子(山崎紘菜)など、舞や貴司と親交のある人々が二人の門出を祝福する。さらには、しばらく顔を見せていなかった舞の兄・悠人(横山裕)も訪れ、不器用ながら2人の結婚を祝う。

緊張する舞(福原遥)の手を握る貴司(赤楚衛二)(C)NHK

結婚式が終わり、2人は岩倉家をリフォームした新居で一息つく。歌人の貴司は、今日感じた幸せを忘れないようにと短歌にしたためる。舞は「こういう歌にしたなるような幸せ、これからいっぱいあったらいいな」と伝え、舞と貴司は改めて幸せになることを誓いあうのだった。

新婚生活が始まって間も無く、舞は家業の工場「IWAURA」で多忙な日々を送り、貴司は初めて出した短歌集の重版が決まる。そんななか、「IWAKURA」では、長年工場を支えてきたベテラン従業員の笠巻(古舘寛治)がぎっくり腰で病院に運ばれてしまう。

少し前から引退を考えていたという笠巻は、怪我を機についに退職することを決める。その裏で、笠巻と師弟関係にある結城(葵揚)は、家族と距離のある笠巻の引退後の生活を密かに心配していた。

一方、「IWAKURA」の工場には市役所から職員が騒音調査に訪れる。東大阪では、工場が減って空いた土地に住宅が建つことで、工場の騒音問題が浮き彫りになっていた。「IWAKURA」の調査結果は基準値以下で問題なかったものの、騒音対策によって町工場に負担が強いられている実態を知った舞は、何かできないか悩み始める。舞からその話を聞いた新聞記者の御園(山口紗弥加)は、付近の住民に地域の町工場のことを知ってもらう「オープンファクトリー」という取り組みを提案する。

新聞記者の御園(山口紗弥加)と話しをする舞(福原遥)(C)NHK

「オープンファクトリー」に関心を抱いた舞は、さっそく「IWAKURA」の社長である母・めぐみ(永作博美)と、夫・貴司に相談する。めぐみに勧められ、町工場の2代目たちが集まる場で「オープンファクトリー」の開催を提案する舞だが、人手不足と金銭的な負担が大きいことから反応は芳しくない。しかし、舞の思いに共感した的場(杉森大祐)から、熱意ある市役所の職員・安川(駿河太郎)を紹介してもらうことになる。

安川と対面した舞は、受け取った名刺に人力飛行機「ターミガン号」のイラストが描かれていることに気付く。安川は、舞が大学時代に在籍していた人力飛行機サークル「なにわバードマン」のOBで、伝説的な存在として語り継がれていた先輩だったことが判明し、思わぬ縁が繋がったことに舞と安川は驚く。

舞たちから相談を受ける安川だが、今回参加する工場は2社だけで、過去に東大阪で実績がないことから難色を示す。だが、同窓で舞とも面識のある元なにわバードマンの渥美(松尾鯉太郎)が、今は浪速大学で都市ブランディングを専門に准教授をしていることを思い出し、舞に渥美に興味がないか相談してみようと提案。渥美の協力や自治体の補助金も得て、舞たちは工場見学と模型飛行機を作るものづくり体験を実施することになる。

渥美(松尾鯉太郎)にある相談をする舞(福原遥)たち(C)NHK

一方、貴司は自身が営む古本屋「デラシネ」に訪れる子どもたちの宿題を教えたことをきっかけに、子ども向けに短歌教室を開きたいという思いが芽生える。担当編集者のリュー北條(川島潤哉)の賛同も得て、オープンファクトリーに先立ち、公園で「こども短歌教室」を開催することになり・・・。

放送は、NHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。土曜日はその週の振りかえり。

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