「置き勉」はもう古い? 神戸の小学生が使う新たなフレーズとは

2023.2.28 18:15

神戸市では「置き勉」に変わる新たなキャッチフレーズが発表された

(写真2枚)

「次の日の授業に備え、教科書の一部を学校内に置いておく」ことを意味する「置き勉」。学生時代、多くの人が使用していた言葉ではないだろうか。2023年に入り、神戸市はこの「置き勉」に変わる言葉を募集。そして、新たなキャッチフレーズが決定した。

とにかく科目数が多く、それに伴う教科書類が豊富な小学校。すべてを家に持ち帰ることは、小さな身体にとっては厳しいため、神戸市では机またはロッカーに教科書を置いて帰っても良いというルールとして「置き勉」が浸透していた。

今回、市ではその解釈を改めて見直すことに着手し、「学校に置いて帰ることができる学用品」→「家庭学習のために持ち帰る学用品」へと発想をポジティブに転換。そして「置き勉」に変わる新たなキャッチフレーズを募集したのだ。

神戸市の小学4〜6年生を対象に、1月中旬〜下旬にアンケートがおこなわれ、計1309件の応募があったそう。そしてそのなかから、投票の多かった「軽い」と「勉」を組み合わせた「軽スタ/かるスタ」(※スタは勉強のスタディから)に決定した。荷物を「軽く」することで家での「スタディ」がよりやりやすくなるように、との願いが込められているという。

神戸市は公式に発表したキャッチフレーズ(画像はスクリーンショット)

この決定にSNSでは、「なんだろうこの省エネルックみたいな名前は・・・」「名前を変えたら変化が促されるに違いないとの思いは共通してるかも」といったコメントも見られた。

長きにわたって親しまれてきた名前だからこそ、ニューフレーズがすぐに認知されるかは分からないが、ランドセルの軽量化が進み、各所から「背負いやすさ重視」の商品が次々に登場する昨今。そんな「もっと軽く」という流れと、この「軽スタ」というキャッチフレーズが結びつく日は案外近いかもしれない。

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