作家デビューの橘ケンチ、大阪で高校生を応援「不可能はない」

2023.3.1 21:15

「好きを仕事にする」ことについて語る橘ケンチ(左)とEXILE TETSUYA(27日・大阪市西区)

(写真9枚)

EXILEのパフォーマー・TETSUYAと橘ケンチが2月27日、「EXPG 高等学院 大阪校」(大阪市西区)で特別講義を開催(ほか、東京校・名古屋校・福岡校にもリモートで生配信)。1年生140人に向け、夢を叶えることについて語った。

2020年4月に開校し、ダンスを学びながら高卒資格を取得できる「EXPG 高等学院」。LDHのダンススクール「EXPG STUDIO」と通信制「学校法人 角川ドワンゴ学園N高等学校」が提携し、EXILEメンバーらの特別講義など独自のカリキュラムを実施。TETSUYAが学長を務めている。

この日は、パフォーマーとして活動しながら、2月8日に小説『パーマネント・ブルー』で作家デビューを果たした橘が「好きなものを仕事にすること」についてトーク。明治大学を卒業し、就職せずにダンスの道に進んだ橘は、「当時のダンサーは将来的な約束もなく、不安なことも多かった。そんなとき、本のなかの言葉からパワーをもらっていた」と振りかえる。

「EXPG 高等学院 大阪校」の生徒とコミュニケーションを取るEXILE TETSUYA(右)、橘ケンチ(27日・大阪市西区)

その後、2009年にEXILEに加入。自分の個性は何なのかを考えた際、「ヤンチャなイメージのEXILEが本好き、というギャップがおもしろいのでは?」と、読んだ本を紹介するオンラインサイト『たちばな書店』を開設し、自身の思いを発信していったところ、本の仕事がどんどん舞い込んできたという。

そして2018年、ハードボイルド作家の北方謙三氏から「橘くん、小説書かないの? 君の人生を書けばいいんだよ」と言われたことをきっかけに、2019年から3年かけて自身の経験を活かした小説を完成させた。

橘は学生に向け、「ダンサーを志して、EXILEになって、本を書くことになって。好きなことを続けていたらそれがどんどん派生していく。夢を追うとき、困難や挫折は絶対にあると思うけど、不可能なことはない。自分が夢を追い始めたときの鮮やかな気持ちを忘れずに、がんばってほしい」とエールを送った。

「EXPG 高等学院 大阪校」の1年生とたこ焼きポーズで記念撮影する橘ケンチ(左)とEXILE TETSUYA(27日・大阪市西区)

講義の後半では、学生からの質問に答える場面も。「自分のやりたいことに気づいたきっかけは何か」を聞かれ、自身も学長のほか、コーヒーショップ「AMAZING COFFEE」のプロデュースや厚生労働省の健康クリエイターなど多方面で活動するTETSUYAが、「いろんなことを形にしてるように見えるけど、実はやれてないことのほうが多い。全部に挑戦して、最後まで残るのが好きなことだと思う。自分の人生を本気で考える3年間にしてほしい」とアドバイスを送ると、学生たちは真剣な眼差しで頷いていた。

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