舞いあがれ!第22週振りかえり・冒険のはじまり

2023.3.3 08:15

ある製品を一緒に確認する舞たち(福原遥)(C)NHK

(写真5枚)

東大阪の町工場で生まれ育ったヒロインが、何度も挑戦を繰り返しては成長していく姿を描く連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK朝ドラ)。3月4日は、「冒険のはじまり」と題する第22週(2月27日〜3月3日放送)を振りかえる。

ヒロイン・舞(福原遥)たちが開催したオープンファクトリーは無事に成功する。その成功を祝い、舞たちはお好み焼き屋「うめづ」で打ち上げをおこなっていた。町工場の社長たちが今後の展望で盛り上がるなか、店の片隅にいた小堺(三谷昌登)が酒に酔った勢いで怒りをあらわにする。

小堺の悲痛な叫びから、舞は経営が苦しい工場はオープンファクトリーの参加すら難しい現状を知る。小堺はひし形金網の製造工場を経営しているが、年々需要が減っていくうえに大手に仕事を取られ、経営状況が悪化しているのだという。

昔に比べて町工場が減っている現状を変えたい舞は、小堺を案ずる曽根(井之上チャル)とともに、金網の活用方法を考え始める。舞は、下請け専門だった工場がその技術力を活かして自社製品を作ることを提案するが、その矢先に小堺から工場を畳もうとしていることを知らされるのだった。

小堺(右、三谷昌登)からあることを告げられる舞(福原遥)、曽根(井之上チャル)(C)NHK

しかし舞は、小堺が淡々とした口調で話しながらも、いまだに金網作りに対する深い愛情を持ち続けていると感じ取る。そんな小堺の姿から、母・めぐみ(永作博美)がかつて実家の工場「IWAKURA」をたたむと従業員に告げた日のことを思い出した舞は、小堺を粘り強く説得する。

舞と小堺は、ほかの町工場の力も借りながらも、「ひし形金網」を活かした新たな自社製品「金網のハンモック」を完成させる。その販売に向けて動き出す舞たちは、地元・東大阪の技術を求めているという「河内大学」に売り込みをおこなう。

舞達の努力が実を結び、河内大学から「小堺の作る金網フェンスが大学校舎の外壁を装飾する件が正式に決まった」と報告を受ける。さらには今回の件をきっかけに、新しい校舎に作るフリースペースのデザインを手伝って欲しいと依頼される。

東大阪を盛り上げようと熱を上げる舞だが、本来の営業の仕事との両立は難しく、母・めぐみは舞の多忙さを心配する。そんな折、舞は知り合いの新聞記者・御園(山口紗弥加)に起業を勧められる。そして御園は、舞が起業するのであれば、自身も新聞社を退職して一緒にやりたいと告げるのだった。

新聞記者の御園(山口紗弥加)と話しをする舞(福原遥)(C)NHK

園から背中を押された舞は、まだ起業すると決めたわけではないと前置きしながらも、母・めぐみと夫・貴司(赤楚衛二)に相談する。めぐみからどんな仕事をするのかと尋ねられた舞は、自分の中で芽生えた思いを話す。しかし、それを聞いためぐみからは、舞には「IWAKURA」に残ってほしいと告げられて・・・。

放送は、NHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。土曜日はその週の振りかえり。

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本