クリープハイプの「声」で遊ぶ、仕掛けたっぷりの展示が大阪に

2023.3.5 12:00

シャワーの蛇口を捻ると歌声が降り注ぐ(3日・『クリープハイプの声をシャワーのように浴びる展』心斎橋PARCO)

(写真11枚)

4人組ロックバンド・クリープハイプのデビュー10周年を記念した展覧会『クリープハイプの声をシャワーのように浴びる展』が3月3日、「心斎橋PARCO」(大阪市中央区)でスタート。至る所に仕掛けが散りばめられた、遊べる展示となっている。

メインボーカル・尾崎世界観のハイトーンボイスが印象的なクリープハイプ。人の人格が如実に滲み出る「声」をテーマにした同展では、彼らの楽曲はもちろん、ライブやラジオのMC、ここでしか聞けない仮歌音源などを使った、目と耳で楽しめる空間となっている。

会場は、入口から物販まで8つのエリアで構成。シャワーの蛇口を捻ると歌声が降り注いだり、ドア越しに楽屋で話すメンバーの声を立ち聞きしたり、ごみ箱を開けるとボツになったデモ音源が聴こえてきたり・・・アクションと連動したユニークな演出が、エリア毎に施されている。 

引き出しを開けるとメンバーの声が聞こえてくる(会場はグッズコーナー以外すべて撮影OK)

来場者の様子に広報担当の加藤大智さんは、「みなさん、クリープハイプが好きだからじっくり観て、全部を受け入れたいという気持ちが伝わってきますね。大阪でのライブも控えているので、より熱が高まっている気がします」と話す。

初日から3日間のチケットは開幕前に予約で完売。東京・名古屋を経て待望の大阪開催にファンは胸熱のようだ。初日に訪れた20代女性は、「学生の頃に好きで最近再燃して。メンバーの声が聞ける引き出しがおもしろかった」と言い、最近ハマったという学生2人組は、「大阪に来るのを楽しみにしていた。メガホンのコーナーが印象的でした」と楽しんだ様子。おひとりさまの参加者も多く、思い思いに空間を味わい夢中で撮影し、クリープハイプの声にずぶ濡れになっていた。

また会場では、楽曲の歌詞が書かれた「キーホルダー」(6種・各800円)や「ステッカーセット」(3種・各800円)、「シガレットケース」(2種・各1800円)など、展覧会オリジナルグッズも販売。入場料は1000円(予約制、イープラスで発売中)。期間は3月19日まで、朝10時〜夜8時(最終入場30分前)。「心斎橋パルコ」14階「SPACE14」にて。

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