村上淳、大阪シネフェスで初の主演男優賞「女優さんって恐い」

2023.3.5 16:30

『おおさかシネマフェスティバル』で主演男優賞に輝いた俳優・村上淳(3月5日・大阪市内)

(写真2枚)

映画ファンが集う『おおさかシネマフェスティバル』授賞式が3月5日、ホテル「エルセラーン大阪」(大阪市北区)でおこなわれ、主演男優賞に映画『夕方のおともだち』に出演した俳優・村上淳が受賞した。

デビュー30周年、シネフェスでは初の受賞。この日は総合司会をつとめたラジオパーソナリティ・浜村淳のトークが絶好調で、登壇した受賞者はたじたじに。「ずっと見ていて、なにかおもしろいことを言わなきゃと。(舞台)袖で浜村さんの圧に負けるなと言ってて・・・」と、自ら浜村との距離をつめていった村上。

受賞作品は、廣木隆一監督がSMの世界で交流する2人の男女を描いた映画『夕方のおともだち』。廣木組常連俳優の村上は、市の水道局に真面目に務めながら、夜は街で唯一のSMクラブに通い詰める男・ヨシダヨシオを演じた。「楽しかったですね。さかのぼると、廣木監督とは23年前にもSMの作品をやったことがあって。13本目で主演をやらせていただいて。この映画でもSMをやったんですけど、抵抗はなかったですね」とコメント。

授賞式でトークを繰り広げる俳優・村上淳(左)と総合司会の浜村淳(3月5日・大阪市内)

劇中のSMシーンに興味津々だった浜村。M男役の村上は、「鞭で叩かれるシーンもたくさんあって、それは撮影用のウレタンで痛くないんですけど、どうしても逃げられなくて。本番前、同僚役の鮎川さんに『一発でもいいのが入らないと、僕は次のセリフ言わないので』とお願いして。『えぇ、ホントですか!?』と言ってたんですけど、本番になったら女優さんって恐いですね。バチーン! ときて(苦笑)」と明かし、会場の笑いを誘った。

また、主演女優賞には『ハケンアニメ!』の吉岡里帆、助演男優賞には『ラーゲリより愛を込めて』の桐谷健太、助演女優賞には『サバカン SABAKAN』の尾野真千子、新人男優賞には同じく『サバカン SABAKAN』の番家一路&原田琥之佑、新人女優賞には『マイスモールランド』の嵐莉菜が輝いた。

映画『夕方のおともだち』は、大胆な性描写と人間の悲哀を描いた作品で知られる漫画家・山本直樹が原作。女優の菜葉菜がSMクラブの女王様・ミホを演じたほか、お笑いコンビ・井下好井の好井まさお、鮎川桃果、大西信満、木口健太、宮崎吐夢、田口トモロヲ、Azumi、烏丸せつこらが出演。映画ライター男女4による2022年映画賞「映キャン賞」で、菜葉菜が主演女優賞を獲得している。

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