店舗増加のバーキン、高額バーガーのリピ買いに「予想以上の反響」

2023.3.13 17:30

パティが4枚も…新商品「キング・イエティ ザ・ワンパウンダー」(2190円)

(写真5枚)

ここ4年で店舗数を増やし続けている、ハンバーガーチェーン「バーガーキング」(代表:野村一裕)。こだわりの直火焼きパティや、「やりすぎ」との声も挙がる大胆な企画で、ファンの心をつかんでいる。

2019年には国内100店舗にも満たなかったが、運営会社の変更によりいったん22店を一度に閉店し、一時期大阪市内から姿を消した同店。しかしその後は一転して毎年10店以上オープンし、2021年には「心斎橋OPA店」で市内へ返り咲き、大阪市内は現在7店舗、国内で全185店(2023年2月時点)となった。

「通勤・通学の行き帰りや、お買い物中の休憩やお食事に気軽に楽しんでいただけたら」という狙いから、アクセスの良い駅前や大型のショッピングセンター内への出店が主となっているが、拡大路線を進めるなかで、郊外や路面店への出店も増加中。今年も積極的な新規出店を計画しているという。

同社のハンバーガーのポイントは、肉感をダイレクトに味わえる「直火焼きの100%ビーフパティ」。ジューシーな自慢のパティ125gとトマトやレタス、ピクルスを挟んだハンバーガー「ワッパー」が、同社の看板メニューとなっている。

また、ビーフパティで野菜を挟んだ斬新すぎる「バンズなしバーガー」、巨大鶏むね肉を1枚丸々使用した「巨大チキンパティ」、チーズ6枚を使用した総カロリー1495kcalの「驚異のチーズバーガー」など、規格外の新商品も度々登場。「攻めすぎ・・・」「二度見した」とSNSで毎度話題を呼び、期間限定バーガーに付くステッカーを集めるほどファンも多い。

担当者は商品開発について、「『本物のハンバーガーのおいしさを伝える』をモットーに、『どんな人が、どのような気分で食べているのだろう』ということを常に考え、味や商品名、デザインや商品画像に統一したバーガーキングらしさを持たせ、大胆かつ本格的なおいしさという点を意識しています」とコメント。

2月に発売された新商品「キング・イエティ ザ・ワンパウンダー」は、500gという目を見張るボリュームから、2000円超えという日本のバーガーチェーンでは規格外の価格設定。しかし担当者は、「予想以上の反響をいただいております。お客さまに1度食べてもらえば、そのおいしさを分かっていただけると思っています」と自信たっぷりだ。

最近では、参加費3900円・制限時間45分で、約500gのバーガーとポテト、ドリンクの食べ放題・・・という、なんともアメリカンな企画を実施し、チケットは即完売する人気ぶり。今後もあっと驚く商品や企画を打ち出す、同社の取り組みに注目したい。

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