「鬼滅の刃」の世界へ没入…巡回展ラストの神戸、初日から盛況

2023.3.16 06:45

入口ではお馴染みのメインキャラクターらがお出迎え

(写真10枚)

社会現象となった吾峠呼世晴による『鬼滅の刃』の展覧会『「鬼滅の刃」全集中展 無限列車編・遊郭編』が3月15日、「神戸阪急」(神戸市中央区)で開幕。初日はオープンと同時に、たくさんのファンで賑わった。

2022年4月の東京開催を皮切りに全国11カ所を巡回、ここ神戸が最終開催地となる同展。混雑緩和と安全対策のため、全日程数量限定の「全日日時指定制」(※1日5部)となっており、現時点で午前を中心に売り切れの回も。

同展では、テレビアニメ『無限列車編』(2019年)と『遊郭編』(2021年)の内容を、各登場キャラクターを細かく紹介した掛け軸や場面カット、映像作品から振りかえり、体感することができる。なかにはオブジェやリアルな刀など作中の武器も展示され、一部エリアは撮影可能だ。

入り口部分には、無限列車をモチーフした空間に炭治郎らのシルエットが映し出され、お馴染みのセリフが飛び交っており、さっそく世界観に没入することができる。その後は作中の名場面がパネルとなって並ぶ迫力満点のコーナーに、絵コンテなどの製作資料、映像作品は迫力を持たせるため三面を使って放映。煉獄杏寿郎と上弦の参・猗窩座の熾烈な戦いが、臨場感あふれるなか味わえる。 

『無限列車編』が終わると、お次は『遊郭編』のエリアへ。雰囲気がガラリと変わる、遊郭をイメージした空間では、覗き穴から見る一風変わった展示など、楽しい仕掛けも多々あり、堕姫&妓夫太郎の立体パネルにも目を惹かれる。続くメインシアターでは、約5分ほどヘッドホンを装着しての上映がおこなわれ、細かく書き込まれた遊郭を大画面で堪能することができる。

同展のキービジュアルを屏風にした大型作品も

そして4月9日に放送を控える『刀鍛冶の里編』(フジテレビ系)の予告動画やビジュアルの展示、公式スピンオフ作品『キメツ学園物語』ではフォトスポットもスタンバイ。最後は同展開催を記念し、アニメーション制作を手掛けた映像プロダクション「ufotable」のスタッフが描き下ろした色紙が87枚と、まさに作品の魅力を「全集中」した内容となっている。

初日のオープン時よりチケットを手に入れたファンが絶えず訪れ、なかには同展を全国制覇したという富山県からの来場者も。同作の根強い人気が伺えた。『「鬼滅の刃」全集中展 無限列車編・遊郭編』の開催は4月3日まで、「神戸阪急」本館9階の催事場にて。一般1500円ほか(音声ガイドは別途500円)。

『「鬼滅の刃」全集中展 無限列車編・遊郭編』

期間:2022年3月15日(水)〜4月3日(月)
時間:10:00~19:00(20:00時閉場) ※日時指定あり
会場:神戸阪急 本館9F催場

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