「ミスド」を自分で作れる唯一の場所、予約困難なワケを探った

2023.3.29 20:15

自分で「ハニーディップ」を作ることができる

(写真9枚)

ドーナツ作りが体験できる「ミスドキッチン」の予約が、「取れなすぎて震える・・・」くらい人気で、予約枠はすでに争奪戦。設立から7年たってもその勢いは衰えることなく、ミスドファンを虜にし続けているそう。今回は、そんな熱狂の裏側を探るべく「ミスドミュージアム」(大阪府吹田市)を訪れた。

■ たった2分で予約が埋まるミュージアム

「ダスキン」の創業地に、2015年にオープンした「ダスキンミュージアム」は、1階はミスタードーナツの歴史を紹介する「ミスドミュージアム」、2階は掃除の歴史やポイントを紹介する「おそうじ館」になっている。ミュージアムは予約なしで見学できるが、予約が必要になるのが今回注目のドーナツ手作り体験だ。

「ミスドキッチン」、予約枠は常に争奪戦

同体験の参加料金は1人600円。体験日30日前の10時からネット予約がスタートする。しかし、「10時2分につながったと思ったら残席0」というほど、予約が難しいことにSNSには嘆きの声が多数あがっており、特に、春休みなどの長期休みは予約が取りにくいという。

■ 愛着すら湧いてしまう「ドーナツ作り」

なぜそんなに人気なのか、理由を探るべくドーナツ手作り体験に潜入した。まずは手洗いをしっかりして、用意された帽子とエプロンを装着(どちらも持ち帰れる)。まもなく各テーブルにイースト菌が香る生地が配られた。

生地形成は案外「思い切り」が大事、慣れてくるとテンポよく手が進んだ

ドーナツの型抜きで6個に抜けるサイズに、重さのある麺棒でそっと生地を上下に伸ばす(ペア参加でドーナツはひとり3個)。生地を無駄にしたくないとギリギリ6個サイズにちまちまと伸ばし、型抜きが完了。そのまま40分の発酵のため、いったんマイドーナツとはお別れする。

発酵を待つ間は、ポン・デ・リングのデコレーション体験も用意されている。プレーンのポン・デ・リング2個にチョコレートをつけて、3種類あるトッピングで自由に飾り付け。どうしたらおいしそうに見えるか考えながら、楽しくポン・デ・リングを盛った。普段手にするのは、ショーケースに並ぶ「完成品」のため、製造段階・・・ましてやトッピングのシーンに立ち会えるとは、なんとも貴重な経験だ。

チョコレートをディップして、好みのトッピングをパラパラ…自分だけのポン・デ・リングが完成

続いて、お持ち帰り用ボックスを制作。絵心がないため怯んだものの、可愛いスタンプがたくさん用意されているので、文字とスタンプで乗り切った。

ほかのテーブルの参加者を見回しても、みんな楽しそうにお絵かきしていた

そしてタイミングよく、型抜きしたドーナツの発酵が完了。パンパンに膨れたマイドーナツを、係の人が揚げてくれるのをガラス越しに見学する。白かった生地に綺麗な揚げ色がつくと、うれしくて歓声をあげてしまう。

おいしそうに揚がったドーナツをすぐに受け取り、シュガーシロップのグレーズを塗り、好みのトッピングをして、いざ、試食タイム!

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