前原滉、理想と現実のギャップ「小栗旬さんみたいになれると」

2023.3.25 20:30

SPドラマ『3年VR組』主演の俳優・前原滉(3月24日・カンテレ)

(写真2枚)

VRゲームのレビューを書くことになったライター・内田隼人(前原滉)が、17歳のイケメン高校生の設定でプレイし、離婚間近の妻・みちる(松井愛莉)とゲーム内で出会うスペシャルドラマ『3年VR組』(カンテレ)。同ドラマの見どころについて、主演の前原に話を訊いた。

『3年VR組』のポイントは、仮想現実のゲーム内ではイケメンという設定の隼人に、妻・みちるが惹かれていくところ。隼人も「イケメンだから、みちるは自分のことを好きになっているのでは?」と複雑な心境を抱きつつ、彼女と付き合いたいと思うようになる。

前原は、「隼人は現実の世界でもみちるのことが好きなのではないでしょうか。だけど、たとえばケンカをしたとき、態度が悪くなったりして後戻りができなくなっている状態。それって誰もが経験するようなこと。だからこそVRゲームのなかで『みちるって、やっぱり素敵だな』と気づくんだと思います」と、恋心を再燃させる隼人の気持ちを分析した。

ゲーム雑誌のライター・内田隼斗(前原滉)と、妻の内田みちる(松井愛莉)

隼人は、ゲーム内では超イケメンの高校生・道明寺ハヤト(犬飼貴丈)として学園生活をエンジョイ。しかし現実はそうはいかず、そのギャップに思い悩んでいく。ちなみに前原はこれまで、理想と現実を思い知った瞬間はあるのだろうか。

「19歳くらいまでは、事務所の先輩・小栗旬さんみたいになれると、信じて疑っていませんでした(笑)。でも早い段階で気づけたんです。ある日、鏡を見てパッと思ったんです。『自分が小栗さんのような立ち振る舞いをやっても、きっと魅力的ではない』って。ただ、自分の長所はコミュニケーション能力の高さなので、それを磨けばイケてる自分になれるんじゃないかと」。

「倦怠期の隼人とみちるがどんな結末に辿りつくのか、その気持ちの行方がこのドラマのおもしろいところ」と語る前原。もしも実際に恋人と倦怠期を迎えてしまったら? と尋ねると、「僕はそのまま終わっちゃうタイプ」と苦笑いしつつ、「どうやったら新鮮さが保てるのか、その努力をお互いがやっていかないといけませんよね。答えが分かっていたら、きっと僕はもう結婚していると思います」と、自身の『現実』を口にした。

ドラマ『3年VR組』は3月26日・深夜1時よりカンテレで放送。出演者は、前原&松井のほか、古川毅、小栗有以(AKB48)、吉田ウーロン太、中村舞(STU48)、今井隆文、五十嵐めぐみ、犬飼貴丈ら。

写真・文/田辺ユウキ

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