松山ケンイチ、検事役の長澤まさみに「どんなギャップなんだ」

2023.3.26 16:30

左から、長澤まさみ、松山ケンイチ、前田哲監督(3月26日・大阪市内)

(写真2枚)

俳優の松山ケンイチが3月26日、大阪市内で開催された主演映画『ロストケア』の公開記念イベントに登場。共演の長澤まさみ、前田哲監督とともに舞台挨拶をおこなった。

同映画は、社会に絶望した介護士(松山)による「救い」という殺人と、法の名の下に介護士を追い詰めていく検事(長澤)による、それぞれの正義をかけた社会派エンタテイメント作品。介護を巡る事件のなかで、誰しもが直面するであろう問題を観る者に問いかけていく。

42人を殺した介護士・斯波宗典を演じた松山は、「やっぱり人生を考えさせられるとか、自分の周りの環境に穴があることを認識せざる得ないとか、そういう感想もあって。僕たちがこの作品を通して伝えたいこと、すごく重い題材だったと思うんですけど、みなさまの背中をさすってあげたり、押してあげられる作品」とコメント。

主演映画『ロストケア』の舞台挨拶に登壇した松山ケンイチ(3月26日・大阪市内)

シリアスな題材だったが、その一方で「個人的には、長澤まさみという俳優が映画『シン・仮面ライダー』でサソリオーグという怪人をやっている。このギャップに驚いたという感想が僕はすごくおもしろくて。その感想がいちばん観たくなるじゃないですか。どんなギャップなんだ、と。だからセット上映(2本立て)とかしてもらいたいですよね(笑)」と会場をなごませた。

長澤とは本作が初共演だったが、舞台挨拶では「まーちゃん、ケンちゃん」と呼び合った2人。松山が「初共演だったので、今まで話したこと無かったんです。その『話したことが無かった』ことを使いたかった」と語ると、長澤も「憧れていた先輩のひとりだったので、緊張する反面、そこに怖じ気づかずにやりたいなって」といい、素晴らしい初共演となった様子だった。同映画は現在公開中。

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