初代大阪駅をリスペクト、西梅田に開発中のホテル名が決定

2023.3.28 07:30

「大阪ステーションホテル、オートグラフ コレクション」(エントランスイメージ)

(写真5枚)

旧・大阪中央郵便局跡地に建設が進む高層ビル「JPタワー大阪」(大阪市北区)内に開業するホテルの名称が3月27日、「大阪ステーションホテル、オートグラフ コレクション」に決定した。

1階〜6階には日本郵便による商業施設「KITTE大阪」が、6階の一部には劇場が入るなど、39階建ての大型複合施設として2024年7月に開業予定の「JPタワー」。その29階〜38階の高層階には、「ホテルグランヴィア」や「奈良ホテル」などの運営を手がける「JR西日本ホテルズ」(本社:京都市下京区)の新ブランドが入居する予定となっている。

そんななか、ホテル名が決定。名前の由来は1874年にまで遡り、近代化に湧く19世紀後半の日本で2番目の鉄道路線として誕生した初代大阪駅に着想を得た。

伝統的な木造建築とは異なり、新たな時代を象徴するランドマークとして当時の人々を魅了した赤煉瓦造りの西洋式の初代大阪駅。本格的なホテルを併設する計画もあったが、第二次世界大戦の影響によりあえなく断念したという。同ホテルはこうした歴史的背景を踏まえ、紡がれてきた歴史や文化を継承しようと、「大阪ステーションホテル、オートグラフ コレクション」に命名された。

客室数は418室。開業は2024年夏を予定されており、宿泊料などの詳細は今後発表予定。

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