「競馬」と「歌舞伎」がコラボ、中村親子&安田美沙子が馬トーク

2023.3.28 20:00

右から、「京都競馬場」のグランドオープン記念に参加した安田美沙子、中村芝翫・歌之助親子(3月28日・京都市内)

(写真5枚)

2025年に開設100周年を迎える「センテニアル・パーク 京都競馬場」(京都市伏見区)のグランドオープンを記念して、「京都南座」(京都市東山区)で3月28日、歌舞伎役者の中村芝翫、歌之助親子と京都出身のタレント・安田美沙子らによるトークイベントがおこなわれた。

2020年11月より整備工事を進めていた「京都競馬場」は、「パドック」がより見やすくなったほか、競走馬にとっての家である「厩舎」や馬場といった施設全体の整備が完了し、4月22日にグランドオープン。記念イベントは、日本最古の劇場ともいわれ約400年の歴史を持つ「京都南座」を会場に、「競馬」「伝統の継承」などをテーマにトークが繰り広げられた。

故・7代目芝翫は大の競馬ファンだったという。これを踏まえ芝翫は、「子どものとき休日に父が連れていってくれるのは中山競馬場だった。亡くなる際も花は入れて欲しくないと言われたので、家族みんなで馬の折り紙を折って見送りました」とのエピソードを披露。また、次男の中村福之助も祖父の血を引いてか大の競馬ファンだという。「家を出る前も、なんで俺じゃなくて歌之助なんだと言ってました(笑)」(芝翫)と観客を笑わせていた。

このほか、親子の間で受け継いできたことについて、三男・歌之助は、「ご飯の間でも家族で話し合いができる。先代からそうなんですが、ご飯の場が話し合いとコミュニケーションの場なので、それは引き継いでいるものだと思う」と語った。

この日のトークショーは同時にインスタライブの配信もおこなわれた。視聴者から届いた質問にその場で回答するコーナーもあり、競馬に精通している安田のもとに届いたのは「印象に残っている推しの三冠馬」との質問。「3位は、白っぽい足毛がかっこいいゴールドシップ。2位は、怪物とも称されるオルフェーヴル。1位は絶対にウォッカ。64年ぶりにダービーを制した牝馬で、生で見て競馬が好きになるきっかけにもなった」と安田が悩みながら答えると、会場の競馬ファンからは感嘆の声が上がっていた。

また、インスタライブ中に長男・橋之助から「三連複と三連単、買うとしたらどちらですか」と質問が届くサプライズもあり、父の芝翫から「もっと気の利いた質問をしろよ(笑)」とつっこみが飛んでいた。

最後に3人は、「競馬も歌舞伎も一緒に楽しんで欲しい」(芝翫)、「グランドオープンをきっかけに歌舞伎とコラボができてうれしい。歌舞伎界の若手も一丸となって頑張りたい」(歌之助)、「競馬場には一緒おいしいものもたくさんある。競馬場は家族で楽しめる場所なので遊びに来て欲しい」(安田)と呼びかけていた。

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