女漫才師・爛々、昭和も令和もハマる…「カリスマ性」醸す出囃子

2023.4.3 07:00

お笑いコンビ・爛々(左から萌々、大国麗)

(写真7枚)

■ 私が私になるために舞台に上がってる(萌々)

瀬戸:コンビの関係はどうなの? 喧嘩ってさっき言うてたけど・・・。

萌々:もうバチボコにしますよ! 今日も5回はしました。ここでは書けないこととかも言いますし、「芸人やめろ!」「お前がやめろ!」みたいな。でも喧嘩してもすぐ戻る。続かないんですよ。

瀬戸:でも、それは芸事に対してお互いの思っていることぶつけ合って。で、本番始まったらしっかり手組んで出て行けるってことやろ?

大国:そうですね、すぐ忘れちゃってます。

瀬戸:すごい関係性やね。男芸人にはないというか・・・言いたいことを言い合える。それと、ちょっと歳が離れてるっていうバランスも良いんかな。男の方がズルズル言いたいけど言われへんっていうのもあるかもなぁ。

「男性より女の方が口数多いですし、しゃべくりは女の方がほんまうまいんじゃないかなってすごく思ってるんです。その上でそれで笑いを取れるかっていう部分で戦ってる」と萌々

萌々:うちらはバッ!バッ!パーン!(ジェスチャーをする)です!・・・ごめんなさいね、文字でどう書いたら良いか分からないですよね(笑)。

大国:でも女コンビでもこんな衝突するのって珍しいですよ。私萌々ちゃんと組むまでしたことなかったですし。そういうことを言わせる、まっすぐ向き合わせる才能があるかもしれないです。出会ったことないタイプで、ほんまに絶妙ですよ。

瀬戸:改めてすごいコンビやわ! 今後はどうしていきたい? 今の爛々の展望を聞きたいんやけど。

萌々:漫才をもっとしたいです。やっぱり「なんばグランド花月」で単独ライブをするっていうのを、ずっと目標にしてきているんで。

瀬戸:やっぱりそうやんね。最近本公演も入り始めてるやんか。

萌々:そうなんですよ! バリむずい!

大国:もっと丁寧な言い方して? 初めて本公演入った日も「エグいエグい!バリヤバい!」って(笑)。

萌々:もうそれ以上の言葉が出なくて。出番朝の10時半やのに、誰もいない8時半くらいについてましたから。

瀬戸:ハハハ!(笑)そうやもんね、色んな世代を笑かさなあかんし・・・。じゃあ今後はどの世代にもウケる、そういったしゃべくり漫才を追求していきたいっていうのがありますか?

萌々:はい!そうですね。

大国:そうですね。それもしつつ・・・やっぱりメディアに露出して、ゆくゆくは東京の麻布の方で遊びほうけたい。すいません〜! 文集砲に追われたりとか! ギロッポンのタワーマンションとか!

萌々:私は喫煙可能な純喫茶をもっと増やして、そこでいっぱいネタ書きたいです。80歳なっても新ネタやってたい。漫才頑張って、若手がネタを書ける純喫茶を私が建てたいと思います!

大国:しんどいで萌々ちゃん! 一緒に麻布行こう?

瀬戸:萌々ちゃん、やっぱり芯が通ってるわ。でも裏で手綱引く大国さん、絶妙なバランスやね。今後ますます楽しみやわ、ありがとう! では最後に、芸人とって出囃子とは?ということを聞かせていただいているんです。

最後は3人で撮影!

大国&萌々:出囃子とは・・・「動脈」です! キャハー!

瀬戸:いや、揃えてキャハー!じゃないのよ(笑)。

大国:でももう体の一部やんなぁ。鼓動と一緒です。

萌々:私たちの命を運ぶ「動脈」です。これが心臓に流れて・・・それ以上でもそれ以下でもないです! 私になるために舞台に上がってるんで。「命のビート踏んでる」って感じですよ!

大国:いや、「動脈」を上回ってくるなよ!

取材/瀬戸洋祐(スマイル)写真/木村華子

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本