大阪で英国王戴冠式を祝うヌン茶、王室にちなんだメニューも

2023.4.4 11:15

「ザ・リッツ・カールトン大阪」で4月10日からスタートする「アスプレイ アフタヌーンティー」(6900円)

(写真8枚)

ホテル「ザ・リッツ・カールトン大阪」(大阪市北区)が、英国王室御用達ブランド「Asprey(アスプレイ)」とコラボし、チャールズ国王の戴冠式を記念したアフタヌーンティーを開催。イギリスのパーティ料理や、国王に敬意を表したメニューが、4月10日から期間限定で楽しめる。

同ホテル1階にもショップを構える「アスプレイ」は、ジュエリー、レザー、シルバーなどのラグジュアリーアイテムを扱う老舗ブランド。1781年にロンドンで創業し、イギリス王室御用達の紋章をロゴにかかげるとあって、今回のアフタヌーンティのテーマがぴったりだ。

チャールズ国王の戴冠式がおこなわれるのは、2023年5月6日。この日は、イギリスで多くのパーティが開かれることから、英国パーティ料理の定番「デビルドエッグ」のキャビア添えや、エリザベス女王の戴冠式で考案された「コロネーションチキン」などがセイボリーに。

スイーツは、「アスプレイ」のブランドカラーであるパープルと、イギリス国旗のレッド・ブルー・ホワイトを貴重としたカラフルな仕上がり。

英国出身のペストリーシェフであるエリオット・スタデンさんおすすめは、スコットランドの伝統菓子「クラナカン」。見た目はムースのようだがその中身は全く異なり、スコッチウイスキーに浸したオートミールが入ったクリームと、甘酸っぱいラズベリーの華やかで少し大人な味わいとなっている。

■ 世界初、「アスプレイ」のチョコレートが食べられる

「アスプレイ」のブランドカラーであるパープルと、イギリス国旗のレッド・ブルー・ホワイトを貴重としたカラフルなスイーツたち

ほかにも、シェフの祖母が昔作ってくれたというカシスを使ったドリンクを再現した「ブラックカランとムース」や爽やかな香りが初夏にぴったりな「レモンシラバブ」など、リッツ流にアレンジされたイギリスのデザートたちは、どれも甘すぎないやさしく上品な味で、紅茶とマッチするものばかり。

さらに、「アスプレイ」がプロデュースする初のチョコレートも、世界に先駆けて登場。「ザ・リッツ・ロンドン」で活躍していた、ロンドン在住ショコラティエのカエ・シバタさん考案のチョコレートは、ブランドカラーを基調とした美しい細工が施されている。チョコレートの売り上げの一部は、コンゴ共和国の女性をサポートする団体に寄付されるという。

アスプレイジャパン取締役社長の中村之夫さんは「チャールズ国王は、チャリティー活動や小さな農業をずっと支援されていた。その意向を汲んで、これからの食に向き合う世界に、我々の姿勢を示したい」と語る。同アフタヌーンティーでは、1種を選んでいただくことができる。

英国貴族の邸宅を思わせるクラシックな空間で、イギリス国民と戴冠を祝う気分が味わえる『アスプレイ アフタヌーンティー』は、1階「ザ・ロビーラウンジ」にて4月10日から5月15日まで開催、料金は6900円。「ザ・リッツ・カールトン シグネチャーアフタヌーンティー」(英国産スパークリングワイン・マカロンのお土産つき)は11000円(税サ込)。

取材・文/太田 浩子

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