飲んべえ以外も使える? ワンカップ大関のバッグが万能すぎる

2023.4.12 20:15

お酒・おつまみをぴったりサイズで収納できるよう仕分けられている「ワンカップトート」(提供=キリー&アソシエイツ)

(写真3枚)

「ワンカップ大関」といえば、言わずとしれた酒造メーカー「大関」(兵庫県西宮市)の看板商品で、お酒好きのシンボル的存在。そんなワンカップをモチーフにしたトートバッグが今年1月に発売されるやSNSで注目を集め、現在品切れ状態となっている(受注販売・4月27日より順次発送)。

青ラベルが特徴的なワンカップを刺繍でポップに表現したデザインにくわえ、ワンカップを持ち運ぶのにぴったりなさまざまな機能が話題に。「めっちゃほしい」「これ持って公園飲み行きたい」など、SNS上の「飲んべえ」たちをざわつかせているようだ。

■ 飲んべえだけじゃない? 意外な使い道も

巷では「酒飲み御用達バッグ」と独特な人気を集めている「ワンカップトート」(3500円)。同社の商品開発担当に話を訊いてみると、やはりデザインにはこだわりが詰め込まれているそうだ。

なんといってもワンカップを収納できる「保冷機能付き」のポケットをはじめとし、魚肉ソーセージをすっぽりと収納できる細長いサイズのポケットや、おつまみの缶詰も楽々入れられるポケットなど、とにかくお酒好きにとって便利な造りを意識している。

保冷機能付きのポケットには、チルドドリンクを入れても安定するそう(提供=キリー&アソシエイツ)

一方で、ワンカップ用ポケットにテイクアウトしたドリンクや哺乳ビン、ソーセージ用ポケットに粉ミルクのスティックやペンを収納したりと、日常使いやマザーズバッグとして重宝している人もいるそうで、当初の意図を超えた幅広い目的で使用されているようだ。

そのほか関西にまつわるもので言うと、滋賀県のソウルフード「サラダパン」とコラボしたグッズも。なかでも「ペンケースポーチ」は、パンのもっちりした質感を楽しめるペンケース、特徴的な黄色いパッケージをリアルに再現したポーチと2段構えで利用できる、機能性・デザインともにクオリティの高いアイテムになっている。

■ 「まちかど」で愛される企業にこだわる理由

そんなアイテムを販売するのは、雑貨メーカー「キリー&アソシエイツ」内のブランド『まちかど画廊』。ほかにも「ぎょうざの満洲」(埼玉県)、「スガキヤ」(愛知県)など各地の名物グルメやスポットとコラボしたグッズが展開されているが、ローカル色の強い企業ばかりとコラボするのには理由があった。

創業76年のOEM雑貨メーカーとして、普段は大手アパレルショップや有名アミューズメントパークなどの商品を製造している同社。そんななか「情熱をもって『面白い』を企画する」という理念にもとづき、代表・片桐幸之助さんの発案で立ち上げられたオリジナルブランドのひとつが『まちかど画廊』だ。

パッケージとパンをそれぞれイメージした『サラダパン』のペンケース(提供=キリー&アソシエイツ)

どこか懐かしさを感じるようなブランド名だが、「まちかどには歴史や文化が詰まっている」という考えのもと、それらの魅力を形式にとらわれない新しい切り口で伝えるというコンセプトが込められている。

長年多くの人々から愛されているお店は街の文化や歴史といっても過言ではないし、そんなお店と共同企画で製作した雑貨は、世の中でほかにはないアイテムになるはず・・・。そんな考えから、今回話題となったトートバッグをはじめ、全国各地の企業とコラボした商品を企画するようになったという。

今後の展開について「今春から夏・秋にかけ、順次新たなラインアップを発表していく予定です。これからも企業の規模を問わず、弊社が『面白い!』と思った企業さまにお声がけしていければと思います」と担当者。「ワンカップトート」に続く、新たな「まちかど」グッズに期待だ。

取材・文/つちだ四郎

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